葵区上足洗・駿河区豊田の企業主導型保育園

ぺんぎん保育園で行っている多職種連携

こんにちは、ぺんぎん保育園看護師の大石です。いよいよ卒園ですね。今年度で卒園のお子さま、おめでとうございます。

寂しい気持ちもありますが、子ども達の成長した姿を見送ることができ、嬉しい気持ちでもある時期です。園では、卒園児が笑顔で次のステップへと進めるよう卒園セレモニーの準備を行うと当時に、入園という新しいスタートの準備も始めました。

園児に関わる全ての職員が園児のことを第一に考え、日々保育をしている保育園では、職員同士で保育や栄養、子どもの病気などについて学んでいます。今回のコラムでは、園内で行っている勉強会や会議とその内容を紹介いたします。

目次

保育の連携

保育園看護師は、保育者となり保育士と共に保育を行います。看護師は、今まで保育の知識を勉強する機会はなく、保育園に就職して初めて保育を目の当たりにします。もちろん、子どもとの接し方も子育て経験のない看護師には、保育の現場はとても難しいです。

ぺんぎん保育園では、「五感を養い、豊かな感性や表現力を育み、より良い未来を自ら築くための基礎的な力を養う」を保育理念に日々の保育を行っています。園児に関わる職員が、同じ方向性で保育ができるよう、保育の方向性を共有していく必要があります。そのため、ぺんぎん保育園では保育士と看護師が共に保育を学ぶ場をいくつか設けています。

上足洗での取り組み

葵区にあるぺんぎん保育園上足洗では、保育士と看護師が集まり一日の振り返りの場の時間を毎日設けています。この時間では、主活動の活動内容の振り返りや、活動中の園児の振り返り、園児の体調面等を保育士・看護師間で共有します。

このコラムを書いている私も、振り返りの時間に園児の声かけに困ったことや、園児の行動で危険だったと感じたヒヤリハットの共有をし、その場でどのような対応をできたら良かったのかを振り返り、保育士から多くの学びを得られました。

日常から保育について振り返り、共有しておくことで、園児へ声かけをする際にいくつかの引き出しから言葉を選び、声をかけることができるようになります。

豊田での取り組み

駿河区にある、ぺんぎん保育園豊田では保育士や園長を主導に、月に一度園内研修を行っています。保育士も看護師も、園児を預かる保育者として、保護者対応について学んだり、実際に保育活動で園児が行う新聞紙破りや、手押し車を職員同士で行ったりしました。

保育園に子どもを預ける保護者の目線と、保育園内にいる園児の目線となって、その時に見た(視覚)・聞いた(聴覚)・味わった(味覚)・嗅いだ(嗅覚)・感じた(触覚)五感を体感し、学ぶ場になっています。

調理室の連携

毎日の給食と午後のおやつは、調理室の管理栄養士・調理員の皆さんの手作りです。園児が毎日、美味しそうに楽しそうに給食を食べているのも、調理室との連携があるためです。

栄養士会議

栄養士会議は、保育士と管理栄養士、看護師が月に一度子どもたちの食事について話し合う場です。ここでは、給食の食事量や嗜好品、スプーンの持ち方や食べ進め方など、園児ひとりひとりの食事に焦点を当て、話し合っています。

実例:野菜が混ざったおにぎりが提供された際、野菜が嫌いな園児はおにぎり自体に一切手をつけることができず、その日の主食を食べられませんでした。栄養士会議では、その園児がどうしたら少しでもおにぎりを食べられるかについて検討し、その園児の場合は、おにぎりに混ざっている野菜を取り除き、おにぎりとは別のお皿で提供する方針となり、園児はおにぎりを食べることができました。

この事例について栄養士会議では、園児がどうしたら野菜を克服できるのではなく、主食である米を食べることが出来なかったことが課題でした。結果として、園児は周りのお友だちと一緒のおにぎりを食べられた喜びや、食事時間の楽しみを得られたと考えます。

事務の連携

保育園に入園する際、始めに保護者様と関わるのが事務です。園内の見学や入園の準備、外部との窓口や園内の備品管理など、園にとって総合的な運営を支えています。

朝礼での発信

毎朝行われている朝礼。事務も参加し、園内の予定を共有しています。見学のための来園者や園内清掃のための来園者は、保育活動に関わります。保育士は事務が共有する来園者の来園内容や時間に合わせ、園児の活動時間の調整を行ったり、使用する部屋を変更したりすることで、来園者がスムーズに園内見学や面談が行えています。

園児の登降園時間の管理

園児が登園した際に、園内に登園した園児と園児の登園時間が正確であるかを管理しています。これにより、園児が確実に園内に登園し、確実に保護者と共に降園したという園児の安全が守られています。

保育士はクラスの園児を目で見て登降園を確認し、事務は電子上の反映と園児を目で見て登降園を確認しています。複数の目があるため、保育士も安心して園児の受け入れができています。

園内物品の管理

園内には、園児の個人情報となる重要な書類や、園児が保育活動で使用する数多くのおもちゃ、職員が使用する清掃用品等様々な物品が存在します。重要書類は、どの職員が見ても一目で分かりやすく整理されており、且つ厳重に管理されています。

園にとって欠かせないおもちゃや本は、園児がすぐに遊べるよう破損した際には購入され、きれいに揃っています。清掃用品も切れることが無いため園内の清潔も保たれています。

看護師の連携

ぺんぎん保育園は、看護師が常駐する保育園という特徴があります。看護師は、園児の怪我や、急な体調不良、病児保育に対応するだけでなく、保育者の一員としてより良い保育ができるよう努めています。保育園内で対応するであろう病気や、怪我の対応を専門職である看護師が勉強会を開いて学んでいます。

食物アレルギーの対応

特定の食べ物を口にした際、免疫が過剰に反応して現れるアレルギー症状。

食物アレルギーは、いつどんな食べ物で反応するか予測ができない恐ろしい事態ということを確認しました。もしも園内で給食やおやつを食べている際に、突然子どもが嘔吐してしまったり全身に蕁麻疹が出てしまったら、どのように対応すると良いのか。アレルギーの反応は、数分から2時間以内に出ることが多いことや、アレルギー反応の出やすい箇所には口元や首元、胸元があること等、観察のポイントを学びました。また、アレルギーのある園児が、他の園児が食べたアレルギーのもととなる食物に触れることのないようにすることも大切です。

喘息や川崎病

小児の疾患で有名な喘息と川崎病。喘息の症状がありながら、保育園に通っている園児は少なくありません。寒い日の運動後や、走ったあとに「ゼーゼー、ヒューヒュー」してしまう運動誘発喘息は特に、保育園でも起こりうる症状です。

また、4歳以下の乳幼児に多く発生する川崎病も、乳幼児を預かる私たちは知っておかなければなりません。川崎病では、入院治療により保育園を長期間お休みすることとなったり、治療の終盤に手足の指先の皮向けが現れます。

喘息と診断をされているからといって、保育園でのかけっこや外遊びを完全にやめてしまうことはせず、園児の活動は最優先に、体調を見て運動量を決めることを再確認しました。喘息の症状は準備運動で多少の予防が可能です。

川崎病では、治療のために血液が固まりにくくなる薬を使用します。これは、その薬を飲んでいる園児が、もし怪我をして出血があった際に血が止まりにくいということです。園児が飲む薬の効果と、その危険性についての共有を行いました。しかし、過度に運動を控え、怪我を懸念し活動の範囲を妨げてしまうと、園児は存分に遊ぶことが出来ず、心に悪影響を与えてしまいます。園児の身体面・心理面を優先させつつ、安全に保育を行える方法を、看護師の目線と保育士の目線で考えました。

まとめ

今回は、ぺんぎん保育園の職員が行っている多職種連携についてのコラムでした。いかがでしたでしょうか。園児の命を預かる保育の現場では、園児に関わる全ての職員に責任があります。それぞれの職員が、専門分野の知識や経験を多職種の職員に共有し、学び、広い視野と多くの目線で園児を支えています。今後も、園児が楽しく元気に保育園で活動ができるよう努めていきます。

この記事を書いた人

静岡市出身。東京都の小児専門病院で、周術期看護を経験した後、現職に。小児看護の幅を広げたいと思ったことが、保育園看護師を志したきっかけ。子どもたちに楽しく健康を伝えられるよう、日々努力していきたいと思います。

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