葵区上足洗・駿河区豊田の企業主導型保育園

保育園の看護師の取り組み

こんにちは、ぺんぎん保育園看護師の望月です。新年度が始まり、桜が春の訪れを教えてくれています。今年度、入園のお子さま、おめでとうございます。

新しい環境でこども達も保護者の皆さまも環境に慣れるまで疲れやすい時期です。園では、慣らし保育中のこども達の笑顔がだんだん見られるようになり、嬉しい限りです。

私たち看護師は保護者の皆さまに看護師がいる保育園を選んでよかったと思っていただけるように日々話し合いを重ねています。今回のコラムでは、保育園で行っている看護師の取り組みとその内容を紹介いたします。

目次

看護師が行っている5つの取り組み

看護師は大きく分けて、①感染症 ②病児保育 ③緊急時対応 ④マニュアル ⑤保育園看護師 の5つを日々検討しています。この5つの項目で保育園で勤務する看護師に担当を割り振っています。この項目について看護師間で、現状の見直しを行い、より良い保育看護を提供できるように話し合いや会議を重ねています。担当の看護師と共に具体的に実施していることを紹介します。

①感染症について

・静岡市の感染症情報の周知

静岡市のホームページに毎週、感染症情報が掲載されています。感染症担当の看護師はそれを確認し、各保育園の職員向けに情報を共有します。それを受け、各保育園の看護師は玄関のホワイトボードに感染症情報を記載し、保護者の方へ静岡市の感染症情報をお知らせをしています。

・各保育園での感染症情報の共有

毎日、園児の体調不良によるお休みや感染症の有無を看護師間で共有しています。勤務している園だけでなく、ぺんぎん保育園(上足洗・豊田)、セノバ保育園の情報も共有しています。こちらも上記同様、各保育園の職員や保護者の方へ情報共有しています。

②病児保育について

ぺんぎん保育園(上足洗・豊田)は病児保育を行っています。昨年度は病児保育の質の向上の1つとして、病児保育用の割烹着の購入を行いました。今までは、病児保育中はビニールエプロンやビニールガウンを着用し、病児保育を行っていました。初めて病児保育を利用するお子さんは、ビニールエプロンやビニールガウンを見ると「何か痛い処置があるのか?」と怖いイメージを持ち、不安にさせてしまうのではないかと意見が出てました。病児保育担当の看護師や病児保育を行ったことがある看護師と話し合いました。そこで、優しい印象を与えられるような布の素材の割烹着に変更をしました。

また、こちらのホームページの中の『病児保育』のページにもお知らせがありますが、病児保育の予約の方法が「あずかるこちゃん」に変更されました。「あずかるこちゃん」では病児保育中の症状や過ごしている様子を文章や写真などで送ることが出来ます。「あずかるこちゃん」の導入に伴い、病児保育をより使いやすく感じていただけると思っています。詳しくは、今後のコラムで紹介していきます。

③緊急時対応について

・年に2回の救命講習

以前、看護師コラムでご紹介させていただきましたが、年に2回職員に向けた救命講習を行っています。緊急時担当の看護師は救命講習を依頼する前に「どのような内容を学びたいか」を保育園の職員にヒアリングを行い、依頼先に希望する内容を伝えます。その後、多くの職員が参加できるように日程調整を行います。救命講習後は、学んだことを踏まえ、各々の拠点で見直す箇所がないか検討します。

・受診後の流れの見直し

保育中にケガが起きてしまったら、保護者の方に連絡をし病院受診を行います。その際の流れを更新したく、職員間で話し合い、ケガ発生時にスムーズに動けるように緊急時対応担当の看護師と作成し直しました。

④マニュアルについて

過去に作った看護師業務に関するマニュアルの更新をし、 ぺんぎん保育園(上足洗・豊田)、セノバ保育園 で統一できるものは統一をしています。マニュアル担当の看護師と、更新したマニュアルをTeachmeBizの中に落とし込む作業を行っています。新しい職員に保育園の業務をお伝えする時や、再確認したい内容など TeachmeBizを使って、マニュアルの確認ができるようにしています。

⑤保育園看護師について

ぺんぎん保育園(上足洗・豊田)では、今年度から新しい体制として看護師も担当のクラスを持ち、担任保育士と担当看護師でそのクラスの保育を行っています。看護師は保育について学び、保育士には看護師の視点を伝えています。この体制を始めるにあたって、保育園看護師担当の看護師と昨年度から具体的な内容を検討したり、職員に説明し理解を得たり、様々な段階を踏んできました。4月から始めてみて、看護師は「1人ひとり見れるのは良い。」「担当制、頑張りたい。楽しい。」という意見が聞かれました。まだ始めたばかりなので、こちらも今後のコラムでご紹介します。

まとめ

今回は、看護師の取り組みについて紹介するコラムでした。いかがでしたでしょうか。保育園で働く看護師として、こども達のことを第一に考えています。 同じ保育園で働く保育士さんに相談したり、 保育園を跨ぎ看護師同士で話し合ったり、看護師として保育園のこども達に良い影響が与えられるように日々努力していきます。

この記事を書いた人

静岡市出身。こども病院などの病院勤務を経て現職に。保育園看護師になったきっかけは、病院勤務時代に、もっと保護者やこどもたちに深く関わっていきたいという想いから。優しい見た目と芯の強さを併せ持つ望月看護師のファンも保護者の中には多い。

入園をお考えの保護者様へ

当園は、今年度・次年度に入園をお考えの保護者様はもちろんのこと、
静岡市にお住まいの保護者さまや産前産後期の保護者様に対して、育児支援を行っております。
0歳~2歳の乳児に関するお悩みに対して個別相談も行っておりますので、お気軽にお問合せください。
保育士、看護師、栄養士がチームになり解決に向けて対応を行います。

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