こんにちは。看護師の望月です。夏の名残を感じつつも、朝晩の涼しさや虫の声に秋の訪れを感じる頃となりました。子どもたちの体も、この気温差に少しずつ順応していく時期です。
ぺんぎん保育園では、 保育士だけでなく看護師もチームとして関わることで、急な体調変化にも複数の視点で対応できる体制を整えています。看護師は毎日3名勤務しているので、園児の安全や健康管理が守れるよう、日々話し合いを重ねています。今回は、その中でも月1回行っている看護師会議の取り組みをご紹介いたします。
看護師会議のテーマについて

看護師会議では、さまざまなテーマで話し合いを行っています。 園児にとって、より良い方法は何なのか、看護師間で意見を出しながら、話し合いを重ねています。
- 通常保育のお預かり基準について
- 各園の園児の体調変化時の対応の共有について
- 病児保育について
- 与薬について
- 清掃業務について
- 感染症対策について
- 病院受診について
看護師が複数名在籍しているため、さまざまな看護師の視点が取り入れられ、看護師間で活発な意見交換が行われています。
保育園間で共有・相談ができる

ぺんぎん保育園(上足洗・豊田)、セノバ保育園にはそれぞれ看護師が在籍しており、月1回の看護師会議を通じて各園の様子を共有しています。普段は勤務している園のことはわかっても、別の園の取り組みや雰囲気まではなかなか見えにくいものです。そこで、オンラインで顔を合わせながらコミュニケーションを取り、看護対応のエピソードを紹介したり、他の園の看護師の意見を聞いたりしながら、互いに相談し合える場として活用しています。
看護師会議の内容を一部紹介

例えば、先月は下記でご紹介する『看護師チェック表』について意見を出し合い、ぺんぎん保育園(上足洗・豊田)、セノバ保育園での対応方法を統一しました。
看護師チェック表とは、看護師が毎日・毎週・毎月行っている点検を1枚にまとめたシートのことを言います。
- 毎日:AEDの毎日点検・頓用のお薬の数の確認
- 毎週:吸入器の作動確認
- 毎月:AEDの点検
今までは、チェックしても記入する用紙がバラバラだったり、園によって書式が異なっていました。看護師の業務として、負担を減らし、必要なチェックを確実に行えるようにしました。必要時にAEDや吸入器などが安全に使えることが、園児の安全の確保にも繋がると考えています。
まとめ
今回のコラムは保育園での看護師会議について紹介いたしました。いかがでしたでしょうか。ぺんぎん保育園には、看護師が複数名在籍しているため、さまざまな看護師の視点が取り入れられ、看護師間で活発な意見交換が行われています。毎月の看護師会議を通じ、園児や保護者の皆さまに安心していただけるように、こうした取り組みを通じて園全体で子どもの健康と安全を見守っています。看護師がチームで健康と安全を見守る体制があることで、保護者の皆さまが安心してお仕事に専念できる環境を整えています。