乳幼児期は、人生の中で最も成長のめざましい時期です。大切な成長の時期に、子どもが多くの時間を過ごす場所が「保育園」です。保育園選びはとても重要で、「この園は評判は良いか」「どのような取り組みをしている園か」と保育の質を調べる方も多いのではないでしょうか。ぺんぎん保育園では、子育て経験の豊富な保育士が多く、保育現場で心掛けている取り組みがあります。今回は、ぺんぎん保育園が保育現場で大切にしている3つことについて紹介します。
① お子さまの”今”と”未来”を考えた保育の提供を心掛けています
保育所保育指針に「養護と教育の一体」というキーワードがあります。個人的にはこれを、
・お子さまの”今”を大切にする養護
・”未来”に向けた教育
の2面性が大切であるという様に解釈してます。
2歳や3歳の少しお姉さんお兄さんになったお子さまであっても、抱っこして欲しい時はありますし、妹や弟が産まれると甘えたい気持ちが強く出ることもあります。そんなときに「お姉ちゃんでしょ」といって突き放すのではなく、しっかり抱きしめて「しっかり護ってるよ」という様に愛情表現をしてあげることが大切と言われています。こうしたお子さまの心理的安全性を確保することを保育の現場では大切にしています。
一方で、未来に向けた教育的な取り組みも取り入れています。”お子さまの将来”の中には、お子さま自身のことだけではなく、外部環境の変化も含まれています。これからのお子さまが生きる時代は、将来の予測が困難な時代とも言われております。将来どこかのタイミングで、しっかり能力を発揮される様にするために、0歳児~2歳児のうちから、自己肯定感やコミュニケーションの基礎となる部分を作ることを保育の現場では大切にしています。例えば、理学療法士が行っている当園の運動プログラムでは、身体とともに心の発達も大切にしています。平均台やボール投げのシーンで、出来たことをみんなで褒めたり盛り上げたりして、出来た出来ないの結果に捉われず、プロセス自体を認めることを大切にしています。
② 「また来たい」と言われる病児保育の運営を心掛けています
ぺんぎん保育園が選ばれる大きな理由の一つに病児保育の存在があります。いわゆる37.5℃の壁を突破する保護者の皆様の強い味方ですが、お子さまは病気の時は慣れた家で保護者のもとで、ゆっくりしたいと思うものです。
月極保育で普段からご利用いただいているお子さまはいつもの保育園の環境には慣れているかもしれませんが、普段別の保育園を利用されていてお熱のときだけご利用されるお子さまにとっては、病院と変わらないモチベーションでの登園となる可能性すらあります。そこで私たちは保育看護に精通している看護師と保育士と連携して、快適な病児保育室を作ることを日々心掛けています。そしてどれくらい快適か?ということを表すフレーズとして、「また来たいと言われる病児保育」と呼んでいます。もちろん、病気になること自体は望ましくありませんし、病児保育を利用しないで済むなら本来はそれに越したことはありません。ただ万が一病気になった場合には、ぺんぎん保育園の病児保育室に行けることを思い出して少しでも元気になって欲しいです。そして保護者の方にも気兼ねなくご利用いただき、安心してお仕事に行っていただきたい、そんな気持ちで運営しております。
③ 子育てのパートナーであることを心掛けています
お預かりしているお子さまにとって、良い保育や良い環境を提供することはもちろんですが、それと同じくらい、私たちは保護者の皆様にとって、子育てのパートナーであることを強く心がけています。
保護者の皆様が安心してお仕事に行ける様に、私たちで対応できることは極力私たちで対応する様にしております。時に、そこまでやるの?と言われることもありますが、私たちは小規模な保育園です。一人ひとりの保護者の方と深く関わっていくことが価値だと確信してます。昔は子育ては地域ぐるみでなされていたと言います。それならば、現代では、保育園がその機能を補完してもいいのではないかと考えます。決して子育ては保護者だけがやるものではありません。多くの環境や人に支えられて、はじめて良い子育てが出来るものと思います。ぺんぎん保育園の職員たちも、子育て経験があるものが多いです。ぺんぎん保育園は、ご利用される全ての保護者のパートナーであることを強く意識した姿勢を約束します。
まとめ
ぺんぎん保育園は、保育園の社会的な役割を意識して、
・豊かな感性を持つ自律的な子どもの育成
・また来たくなる病児保育の提供
・保護者の皆様とのパートナーシップの構築
を非常に大切にしております。どれも小規模保育園だからこそ本気で取り組めることだと思います。これからもお子さまと保護者の皆様のことを真剣に考え抜いた保育園づくりを行って参ります。