ぺんぎん保育園看護師の仲亀です。9月になり、少しずつ過ごしやすい日も増えてきました。 さて、今月は「手洗い」をテーマに教室を行いました。 保育園で集団生活を行う子ども達は様々な感染症にかかるリスクがあります。コロナ禍の今、感染症への意識もますます高まり、保育園においても手洗いはとても重要とされています。 子ども達が楽しく正しい手洗いを習慣化できるような手洗い指導を行いました。
手洗いの効果
感染予防のために手洗いが大切なことはみなさんご存知だと思います。では実際にどれくらいの効果があるのか、知っていますか。手指に付着しているウイルス量は、流水による15秒の手洗いだけで1/100に、石けんで10秒もみ洗いし流水で15秒すすぐと1/10,000に減らすことができるそうです。手洗いの際は、汚れが残りやすい指先、指の間、手首、手のしわ等の部位を特に念入りに洗うことがポイントです。 また、洗った後はしっかり水分を拭きとることも大切です。濡れたままの手指は、菌やウイルスが増加してしまいます。 手洗いの頻度が増えると、手荒れもしやすくなります。手荒れにより皮膚のバリア機能が低下すると、そこから感染を呼び込んでしまうためハンドケアもしっかり行って下さい。
教室の様子
先ほど述べた手洗いのポイントも踏まえながら手洗い指導を行いました。 その様子を見てみましょう。
お外から帰ってきた先生の手を虫眼鏡でみてみると…大変、バイキンがいっぱいです。そこでみんなで上手な手洗いができるように練習しました。
最初は手洗いのポーズの練習です。ポーズは全部で6つあります。みんな上手に真似ができました。
馴染みのキャラクターを題材にした手洗い動画を見ました。みんな興味津々に動画をみてくれていました。しまじろうのとっても上手な手洗いをお手本に、今度はみんなであわあわ手洗いの歌に合わせて練習しました。
お子さんも楽しみながら手洗いができる“あわあわ手あらいのうた”は、30秒で効果的に汚れを落とすことができる6つのポーズをするように設計されており、手のすみずみまで洗うことができます。先生には代表で実際に手洗いをやってもらいました。さて、バイキンがいっぱいついていた手は手洗いしたらどうなったでしょうか。
バイキンがいなくなって手がピカピカになりました。綺麗になると気持ちよいですね。
保育園での手洗い指導の実際
ぺんぎん保育園では、外から戻った後、おやつや給食の前、トイレの後等、こまめな手洗いが行われています。 0歳児クラスの子も、保育士・看護師が手洗い指導をしています。
2歳児クラスになると、見守りだけで上手に手洗いが出来るようになります。このように一人ひとりの子どもの発達に合わせた手洗い指導を行っています。
まとめ
今回の教室はいかがだったでしょうか。 新型コロナウイルス感染の広がりも落ちつかず、油断の出来ない日々が続きますが、手洗いや消毒などそれぞれが できる感染対策をしていきましょう。 みなさんもあわあわ手洗いの歌を歌いながら楽しく手洗いをやってみて下さい。