ぺんぎん保育園看護師の仲亀です。 みなさんは、「看護師がいる保育園」と聞いて、どのようなイメージを持ちますか。実際、どのようなことをしているのか具体的に想像がつく方は少ないのではないでしょうか。 私も以前は病院で働いていたため、保育園の看護師がどのような仕事をしているのか分かりませんでした。 そこで今回、”保育園に看護師がいる”というのはどのような感じなのか、1日の流れを通してお伝えしていきたいと思います。
保育園の看護師の1日
①園児の体調管理
保育園看護師にとって最も大切な仕事の1つは、園児の体調管理をすることです。登園時は、担任保育士と一緒に園児の受け入れを行います。その際に、体温を測定しながら顔色や機嫌など園児の状態を確認します。あわせてご家族にも気になる症状や体調の変化がないかを確認します。検温は登園時だけではなく、お昼寝の後や体調に変化があった際に、都度計測するようにしています。
②保育補助、戸外活動への参加
お散歩などの戸外活動にも同行しています。散歩先で転んでしまったり、怪我をしたときの対応をします。 保育活動中の様子を知ることで、子どもの些細な変化に気が付くことができます。小さなこどもは自分の体調を伝えることが難しいため、日々目を配り、変化に気が付く事が大切です。 そのために、園児のことを1番理解している保育士とも連携し、情報の共有を行っています。
③衛生管理
保育園内の衛生管理も看護師の仕事です。子ども達が使用するおもちゃは、毎日消毒液で拭き、週に1度消毒液に漬けています。布製のおもちゃは、定期的に洗濯をしています。
④食物アレルギーのある園児の対応
まずは、食事前の手洗いがしっかりと出来ているか確認を行います。その後、おやつや給食の提供の際、アレルギーをもつ園児の対応を行っています。手洗いの仕方は、「健康教室」と呼ばれるぺんぎん保育園の活動の中でも指導しています。
⑤午睡チェック
お昼寝中の事故を防ぐために、0歳児は5分、1歳児は10分、2歳児は15分おきに、顔色や呼吸、体の向きの確認を行っています。
ぺんぎん保育園の看護師
ぺんぎん保育園には、両園合わせて8名の看護師が在籍しており、各園3名が常駐しています。 小児科や小児専門病院での経験のある看護師、特別支援学校や病児保育経験の豊富な看護師など、様々な職場で働いてきた看護師がいます。これまでの経験を活かし、保育士と協力をしながら園児の対応をしています。日々可愛いこども達に癒されながら、看護師として出来ることは何かを考えながら働いています。