葵区上足洗・駿河区豊田の企業主導型保育園

企業主導型保育園のメリット3選

企業主導型 (きぎょうしゅどうがた)保育園とは、あまり聞き馴染みのない言葉かもしれません。多くの保護者の方たちは「企業型」は「事業所内保育所」 (※1)といった言葉の方が馴染みがあると思います。※1「事業所内保育所」と「企業主導型保育園」は制度上の違いがあり異なるものです

企業主導型保育園とは、内閣府主体の「企業主導型保育事業」として2016年にスタートした国の事業です。企業が自社従業員のために設置する形態ですが、自社従業員の子ども以外の、地域住民の子どもの受け入れも行えるのが特徴の1つです。そして、ぺんぎん保育園は、この企業主導型保育園に該当します。

今回は、企業主導型保育園の園長として日々多くの保護者の方と触れ合う中で、企業主導型保育園ならではのメリットだな、と実感するポイントを3つに絞って解説していきたいと思います。当園はじめ、企業型の保育園を視野に入れている方は是非参考にしてみてください。

目次

メリット① 認可園と比較して入園しやすい

企業主導型保育園のメリット

保育園に申し込めば誰でも希望の保育園に入れるわけではなく、「保活」という言葉があるくらい保育園に入るためにはいくつか越えなければいけない壁があります。どんなにその保育園の方針に共感出来たとしても、入園可否は、最終的には自治体の審査で決定されてしまいます。そこには保護者の想いや園の想いといったウェットなものは介在せず、「点数」と呼ばれる家庭状況を数値化したものでドライに振り分けられる、というシステムになっています。

一方、企業主導型保育園は、空き枠さえあれば、入園が可能になります。また、入園可否を決定するのは自治体ではなく保育園なので、可否の結果もすぐ分かる場合が多いです。空き枠についても、「従業員枠」の他に「地域枠」という枠があり、地域 (設置企業の従業員以外の方)にも開放されています。

さらに、お仕事をしている方だけではなく、求職中の方や産前産後休暇を取得している方もご利用いただくことが出来ます。従業員 (設置企業及び連携企業)の方はもちろんですが、それ以外の方も、点数による判定がないため、申し込みが早ければ早いほど (枠が空いているので)入園はしやすいと言えます。

メリット② 保育の質も国の基準で運営されている

企業主導型保育園のメリット

入園しやすいとしても、企業主導型保育園が認可園の様にしっかりと運営できているのか?という点は気になるところです。企業主導型保育園は、認可園と同等のレベルで運営されています。ここが企業主導型保育園の大きな特徴でもあります。

企業主導型保育園は、認可外保育園に分類されます。ただ、企業主導型保育園の運営基準は認可の小規模保育園と同じ基準で人員配置などの運営基準が求められています。その理由として、企業主導型保育園の収入の内訳を見てみると、その多くが保護者からいただくお金ではなく、国からの助成金で成り立っているからです。つまり、企業主導型保育園は、認可外保育園でありながらも、国 (内閣府)の事業として行っている、という特徴を持ちます。

そのため、内閣府 (正確には委託を受けている児童育成協会)の監査が年に1回は実施され、保育園の運営の適正さを厳しく監査されます。企業主導型保育園は、日々認可園と同等の基準が保たれる様に運営されているのです。保護者の方にも安心してご利用いただけるメリットがあると言えます。

メリット③ 料金 (保育料)が安い

企業主導型保育園のメリット

入りやすくて、適切な運営がなされている企業主導型保育園です。しかし、私立なので少し値段が高いのでは?と気になるところです。価格自体は園によって様々ですが、保護者からいただく料金の上限が決まっています。そのため人によっては認可園よりお得に保育園の利用が可能になります。

実は、企業主導型保育園は、「利用者負担相当額」と呼ばれている国の規定により、0円 (無料)~37,100円と価格の幅が決まっています。さらに企業主導型保育園は、企業で働く従業員の安定した復職を支援しやすくするための国の施策として、創立された保育園であることから、多くの企業が福利厚生として設立されています。特定の企業で働く従業員はその収入の関わらず、無料で使える保育園もあります。世帯収入によって、料金が変動しませんので、多くの方にとって納得の料金設定になっています。企業主導型保育園は、料金面でも安心してご利用いただけるメリットがあると言えます。

まとめ

認可外で且つ企業主導型保育園と聞くと、一般の方には馴染みにくい様に思えますが、お仕事と子育ての両立を実現したい方にとっては、「入園のハードル」「保育の質」「料金」ぞれぞれの点で非常に優れていると言えます。私自身、保護者の方とお話をする際に、「もっと早く教えて欲しかった」「企業主導型保育園があって本当に助かりました」といったお声をたくさんいただきます。今回ご紹介したこと以外にも、企業主導型保育園の良さはありますので、こちらのコラムでも随時ご紹介していきます。

この記事を書いた人

千葉県生まれ、中学生以降は東京都で育ち。自身も2歳の娘の父で子育て中。子育て事業部事業部長兼園長。
これまで、企業のチームビルディングに長年従事してきた経験値をもとに「保育業界から地方創生」をテーマに、2020年9月に静岡県に移住し、株式会社アクタガワに入社。その後、連携推進員を経て現職。「園児と職員の生きがいの最大化」と「保護者と併走する子育て支援」の実現がミッション。

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