こんにちは、子育て事業部の齋藤です。保育園では毎月お誕生月の園児さんをお祝いするお誕生会を実施しております。先月は私が担当し、お楽しみの出し物でパネルシアターを行いました。お誕生ケーキができるまでのお話をテーマにしましたが、言葉の掛け合いを楽しんだり次の展開を考えたりしながら最後まで集中して見ている姿が印象的でした。今回はそんな“パネルシアター”とはなんぞや、という事でパネルシアターの魅力や作り方をお伝えしていこうと思います。
パネルシアターとは
“パネル布”という毛ばだちの良い布を貼ったボードの上で物語を展開し、“Pペーパー”という不織布で作った絵人形を貼ったり外したりしながら人形劇のように楽しむ手法です。
用意するもの
●パネル布
スタンドがあれば好ましいがなくても他のもので代用は可能です
●Pペーパー(不織布)
●絵の具もしくはマジック等、色を付けるもの
●鉛筆・ハサミ、(物語や作成するものによって)ホチキスや針・糸
なんとこの道具があれば簡単に作成できます。
パネル布は手芸用品店、Pペーパーは少し規模が大きめの本屋さん(保育書コーナーに置かれている事が多いです)、他のものは文房具屋さんや100円ショップでも手に入れる事ができます。パネル布を貼る土台はホームセンター等で売っているお好きな堅さ・大きさの板や段ボールでも可能です。
パネルシアターの作り方
様々な方法がありますが、今回は基本的な作り方をお伝えします。
①パネルシアター作成本や絵本、ネットでイラストを印刷して、Pペーパーに鉛筆等で下絵を写します。(イラストを使用する際は著作権の確認をしましょう)
②絵の具やマジック等で塗り絵をする感覚で色を付けていきます。
③鉛筆で描いた線を黒色のペンでなぞります。(輪郭をわかりやすくします)
④ハサミで外郭の形に合わせて切ります。
以上で完成です。
☆動く人形やポケット的な物を入れる事ができるものを作る際はソーイングセットやホチキスが必要となります。
どんな時に行うの?
保育現場では誕生日会や季節の行事の時や、朝の会、生活習慣を身に付ける時や約束事を伝えたい時等、様々な場面で使用できます。
ご家庭では生活習慣を伝えたい時やクイズ等のゲームでやりとりを楽しむ事もいいかもしれませんね。
パネルシアターの魅力とは
絵本や紙芝居とはまた違い、絵人形を貼ったり剝がしたり動かす事で物語に躍動感が生まれます。また物語や内容によって子どもとの掛け合いや一緒にセリフを言ったり唄ったりしながら楽しむ事ができます。そしてパネル布と作成したPペーパーがあれば場所を選ばずに行える点も魅力的です。
パネルシアターの様子
作成の裏話…
それでも慣れていない方や作成する時間がない…そんな方にとっておきのお話を。
本屋さんの保育書籍コーナーに完成されたものが販売されています。(お値段が意外とかかります)また、ご家庭にプリンターがあるようでしたらPペーパーを印刷用紙に設定してコピーする裏ワザもあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。日頃の保育や子育てにひとつまみのスパイスとしてぜひパネルシアターを取り入れてみてはいかがでしょうか。子どもたちの喜ぶ反応や、掛け合いの面白さに演じる方も楽しい気持ちになりますよ。