葵区上足洗・駿河区豊田の企業主導型保育園

3月の絵本『みんなでおひなさま!』

暖かな陽気とともに小さな虫や草花を見かけるようになった3月、子どもたちは春の訪れを感じながら、ひな祭りを楽しみました。今回は、子どもたちが保育園で読んでいたひな祭りの絵本・ひな祭りのイベント・ひな祭りの製作の様子をご紹介します。

目次

絵本の紹介

こぐまのまーは大きなおひなさまを作ったのですが、風で飛ばされてしましました。悲しむまーを見て、こぐまのくーは素敵なおひなさまの作り方を思いつきます。ちょうちょさんやことりさんに協力してもらい…。段になっている仕掛けが楽しい絵本です。

絵本の読みあい

こぐま達がおひなさまを作る様子を、子どもたちは不思議そうに見ていました。繰り返し絵本を読むうちに、内容を覚え、「ちょうちょさんに来てもらうんだよね!」や「これがおひなさまになるんだよね!」と、楽しくお話しながら絵本を読んでいました。

ひな祭りの集いの様子

絵本を読んで、ひな祭りやひな人形に興味をもった子どもたちは、3月3日を心待ちにしていました。いよいよ当日、保育園ではひな祭りの集いを行いました。

ひな祭りの集いでは、ひな祭りについてのお話や歌、クイズを楽しみました。

ひな祭りについてのお話も難しい内容ですが、楽しい時を過ごすお祭りであることは理解してくれたようです。『うれしいひなまつり』は少し長く難しい歌のように感じますが、おひなさまに興味津々の子どもたちはすぐに歌を覚え、保育園に飾られているおひなさまや絵本のおひなさまを指さしながら歌っていました。ひな祭りクイズには子ども達みんなが夢中になり、「はい!わかった!」と元気に手をあげて答えてくれました。

ひな祭りの集いの最後には、お友達と一緒におひなさまになりきって写真撮影を行いました。

「誰と一緒にとろうかな~?」と、一緒に写真を撮るお友達を自分で選んでいました。お友達に選んでもらったときの照れる様子や手を繋いで撮影ブースへ移動する様子が、とても可愛かったです。どのお友達と撮るか選ぶ時に、「いつも玩具を貸してくれて優しいから、○○くんと撮りたい!」とお友達に伝える子がいました。相手への気持ちを言葉にして直接伝える様子に、子どもの勇気と成長を感じました。

保護者様とも一緒に、おひなさまになりきって写真撮影を行いました。パパやママと一緒の撮影では、子どもたちがとても嬉しそうに笑い、素敵な写真を撮ることができました。

ひな祭り製作の様子

お花紙や牛乳パックを使って、おひなさまの製作を行いました。お花紙のふわふわした感触や、生活のなかで触れる牛乳パックを使っての製作に興味津々な様子で、楽しみながらも集中して製作に取り組んでくれました。おひなさまのお顔には、クレヨンで目と口を上手に描くことができました。

2歳児クラスの子どもたちは、初めてハサミを使った製作を行いました。「上手にできるかな?おてて切らないかな?」と保育士が声掛けをすると、緊張しながらも真剣な表情で千代紙を切っていました。切り終わると緊張がとけ、「できたー!」とニコニコ笑顔な子どもたちでした。

可愛いおひなさまが完成しました。

保育士のコメント

お家にひな人形がない子も多く、おひなさまについて全く知らない様子の子もいましたが、園に飾られているひな人形を見たり、ひな祭りの絵本を読んだりして、少しずつおひなさまに興味が湧いてきたようです。2月中旬からひな祭りの歌や絵本の紹介を始め、ひな祭り当日の3月3日には歌や絵本の内容を覚え、1人でも楽しむことができるようになっていました。

お友達や保護者との写真撮影を特に気に入ってくれたようで、どの子も楽しそうに表情やポーズを決めて撮影していました。保育園での行事に、写真撮影という形で保護者様にも参加していただけたこと、子どもたちが大好きなパパやママと一緒に行事を楽しむことができたことに、保育者として喜びを感じました。今後も、保護者様と一緒に楽しめる企画を考えていきたいと思います。

この記事を書いた人

富士市出身。大学にて、介護や児童保育に興味を持ち、新卒で株式会社アクタガワに入社。子どもが安心して、伸び伸びと過ごし、自由に表現できるような保育をしたいと思い、ぺんぎん保育園で働くことを決意。2歳児担任として、子どもの成長に寄り添っている。

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