葵区上足洗・駿河区豊田の企業主導型保育園

2月の絵本『おにのパンツ』

2月は節分がありました。子どもたちは鬼を少し怖がりながらも、節分の日を楽しみに過ごしていました。今回は保育園で読んだ節分の絵本、節分のイベント、製作の様子を写真と一緒にご紹介します。

目次

絵本の紹介

「おに~のパンツはいいパンツ~♪」の童謡にイラストがついたうた絵本です。0,1,2歳児向けの絵本で、乳児から楽しむことができます。衝撃的な絵があったり、パンツの模様の中に文字が隠されていたり、大人も一緒に楽しむことができます。

絵本の読みあい

子どもたちは、歌詞を覚えて歌ったり、保育士の振り付けを真似したり、歌を楽しみながら絵本を読んでいました。豪快で細かい絵に惹かれるようで、絵本をじっくり見て「僕はどのパンツにしようかな」「このパンツ、面白い模様してるね!」などと話す様子も見られました。

節分イベントの様子

「鬼ってどんな人なのかな?怖いかな?何でお豆で逃げていくんだろ」と、たくさんの疑問を話しながら節分の日を楽しみにしていました。節分当日は、節分についてのお話を聞いたり、鬼を退治したり、イベントを楽しみました。

節分のお話

まずは節分についてのお話をしました。節分の由来や豆まきの意味など難しい話も、真剣な表情で聞いていました。「”泣き虫鬼”や”野菜嫌い嫌い鬼””怒りん坊鬼”みんなの心の中にはどんな鬼がいるかな?」とお話をすると、「鬼さん僕から出ていけー!今日から野菜食べられるように頑張るぞ!」と、心の中の鬼と戦っている様子でした。

豆まきの練習

「鬼が来ても僕が退治するから大丈夫!」「鬼は外ってすれば勝てるよ!」と自信満々に話しながら、壁面に飾られた可愛い鬼に向かって新聞紙の豆を投げ、鬼退治の練習をしました。 動かない鬼にはみんな強気になることができ、楽しそうに豆まきをしていました。

鬼の登場

保育園に鬼がやってきました。怖がって保育者の後ろに隠れてしまう子もいましたが、涙を堪え、一生懸命に豆を投げる子もいました。みんなで力をあわせて、鬼を退治することができました。

福の神の登場

鬼を退治した後は、福の神様がみんなの大好きなお菓子を持って登場しました。鬼を怖がって泣いていた子も、神様とお菓子を見て、ニコニコ笑顔になりました。自分で選んだお菓子を升に入れて、嬉しそうな表情が見られました。「パパとママに分けてあげるんだ」と楽しみにしながら、もらったお菓子を自宅に持ち帰りました。

鬼の顔製作の様子

台紙に、顔のパーツと毛糸の髪の毛を貼り付けて、鬼の顔の製作を行いました。毛糸の感触を「ふわふわ~、気持ちいい!」と楽しんでいました。毛糸を少量ずつつまんで慎重に貼り付ける子や両手でつかみ大胆に貼り付ける子など、子どもたちの個性が表現された製作になりました。顔のパーツの位置も自分で考えて貼り付け、様々な表情の鬼が完成しました。

保育士のコメント

節分には怖いイメージを持つ子が多くいますが、保育園では、節分や豆まきの意味に興味を持ったり、絵本で節分のお話を楽しんだりする機会になると良いなと考えながら、イベントや製作の企画を行いました。節分の何日も前から歌を歌ったり、絵本を読んだり、製作をしたりして、節分に親しみ期待を持ちながら2月3日を楽しみに待つ様子が見られました。

イベントで動く鬼を見ると泣いてしまう子がいましたが、鬼が逃げていく様子を見て、鬼に勝った喜びを感じているようでした。最後に、福の神様が大好きなお菓子を持って登場し、楽しい気持ちでイベントを締めくくることができました。

節分の後には「私の心の鬼がいなくなったから、今日は頑張って野菜食べてみる!」や「泣かないで頑張ってるよって鬼さんに教えてあげて!」などと、心の鬼に勝とうと頑張る子どもたちの様子も見られました。節分の本当の目的ではありませんが、節分が頑張ってみるきっかけになり、子どもたちの成長に繋がっているのだなと感じました。

この記事を書いた人

富士市出身。大学にて、介護や児童保育に興味を持ち、新卒で株式会社アクタガワに入社。子どもが安心して、伸び伸びと過ごし、自由に表現できるような保育をしたいと思い、ぺんぎん保育園で働くことを決意。2歳児担任として、子どもの成長に寄り添っている。

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