葵区上足洗・駿河区豊田の企業主導型保育園

7月の絵本『やさい』

こんにちは、保育士の池上です。美味しい夏野菜がたくさんとれる季節。野菜が苦手な子も、夏野菜に興味を持ち食べたいと思えるようにと、野菜を題材にした絵本プログラムを行いました。

今回は畑での姿の野菜が登場する乳児向けの絵本と、子ども達が行った夏野菜の苗植え、水やり、収穫の様子をご紹介します。

目次

絵本の紹介

様々な野菜の“畑での姿”と“八百屋での姿”が描かれています。どの野菜もみずみずしく美味しそう。繰り返しの文章が心地よく何度も読みたくなる、乳児向けの絵本です。

絵本の読みあい

畑のシーンでは土を掘ったりヘタを切ったりと収穫の真似をしながら、八百屋のシーンでは「どれにしようかな~?」と選んでお買い物をしたりつまんで食べたりしながら、絵本の読みあいを楽しんでいた子ども達。

ほうれん草のページでは「これ何?葉っぱ?」とピンとこなかったようですが、給食でほうれん草が出ると「これ、絵本に載ってたのだ!」と理解し、絵本と現実世界が繋がったようでした。

野菜の苗植え、水やり

絵本のような野菜が保育園でもできるかな?と、プランターで夏野菜を育てることに挑戦しました。野菜はナス、トマト、ピーマン、キュウリの4種類。6月頃、子ども達が苗植えを行いました。

土は匂いや色、感触等が普段砂遊びで触れる砂とは異なり、子ども達にとって土に触れることは新鮮な体験だったようです。苗を植える前の土遊びで、五感を使って“土”を楽しんでいる様子でした。

野菜の苗を「野菜の赤ちゃんだ、かわいい~」と力が入らないよう慎重に持ち、プランターに入れると「大きくなってね~」と声をかけながら優しく土をかけていました。

日々の水やりも、子ども達が交代で行いました。植えた時には子ども達の目線より低かった苗が、あっという間に保育者の身長よりも高く伸びていきました。

野菜によって異なる色や形の花が咲いているのを見つけ、少しずつ成長していく野菜を「早く食べたいね~!」と楽しみな様子で観察していました。

野菜の収穫

野菜が大きく実った7月、いよいよ野菜の収穫です。自分よりも背が高く、大きな葉がたくさんついている様子に驚いていた子ども達。少し怖い気持ちを堪えながら、葉をかき分けて野菜を探し収穫しました。

枝から切り離す瞬間まで、皆緊張した表情でした。枝から切り離した野菜を持つと「大きいのとれた!美味しそう!」「葉っぱがナスになった!すごい!」と嬉しそうな笑顔を見せてくれました。


収穫した野菜は調理室へ、「お料理してください!」と持っていきました。給食で収穫したものと同じ野菜が出ると「これ、私がとったキュウリじゃない?」等と会話が盛り上がっていました。普段は野菜が苦手な子も「保育園でとれたから美味しいかも!」と自ら口に運ぶ様子が見られました。

保育士のコメント

苗を植えるときにはあまり興味を示さなかった子も、水をあげたり成長の様子を観察したりするうちに、野菜を可愛がる気持ちや収穫を楽しみにする気持ちが大きくなっていったように感じます。

今回の絵本プログラムは食育にも繋がり、野菜への興味が深まったり、苦手な野菜に挑戦しようとする気持ちを引き出したりと、子ども達の変化も多く見られました。

今回のように子ども達の心を動かすことができる絵本プログラムを、今後もたくさん考えて子ども達に提供していこうと思います。

この記事を書いた人

富士市出身。大学にて、介護や児童保育に興味を持ち、新卒で株式会社アクタガワに入社。子どもが安心して、伸び伸びと過ごし、自由に表現できるような保育をしたいと思い、ぺんぎん保育園で働くことを決意。2歳児担任として、子どもの成長に寄り添っている。

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