葵区上足洗・駿河区豊田の企業主導型保育園

1月の絵本『あけましておめでとう』

こんにちは、保育士の池上です。子ども達の元気な挨拶と共に新しい年がスタートした1月。園内では「おせち食べたよ!」「神社行ったよ!」とお正月の話題で盛り上がっていました。お正月がテーマの絵本を読むと、体験したことのないお正月遊びや飾りに興味津々だった子ども達。そこでぺんぎん保育園では、福笑い製作餅つきを行いました。今回は子ども達と一緒に読んだお正月がテーマの絵本と、福笑い製作、餅つきの様子をご紹介いたします。  

目次

絵本の紹介

子どもから見たお正月の風景が、分かりやすく短い言葉で描かれています。馴染みのある〝おせち〟や〝お年玉〟もあれば、最近ではあまり見なくなったお正月飾りやお正月遊びもたくさん登場します。日本のお正月の伝統文化がぎっしり詰まった、お正月にぴったりの絵本です。

絵本の読み合い

見たことのない、聞いたことのないお正月飾りやお正月遊びに、疑問がいっぱいの子ども達。絵本の絵を指さして「これ何しているの?」興味津々な様子でした。知っている風景を見つけると「これ僕もやったよ!」「これおせちでしょ?私も食べた!」と会話も盛り上がりました。福笑いの顔が面白かったようで、表情を真似して見せてくれる子もいました。

福笑い製作の様子

絵本に登場した〝福笑い〟の製作に挑戦しました。目隠しはせずに取り組みましたが、見慣れない形のパーツに「どこが頭?どこがほっぺ?」「これ、眉毛なの?変なかたち~」とパーツの貼りつけに苦戦していた子ども達。眉を目の代わりに貼ったり、目を髭に見立てて口周りに貼ったり、自由に楽しみながら製作していました。

最後に梅の花を飾って完成。さまざまな表情の福笑いができました。

餅つきの様子

餅つきに挑戦し、ついた餅で餅花を作りました。

餅つき

臼と杵でお餅つき。「よいしょ!よいしょ!」と力いっぱい、一生懸命に杵を振り下ろしてくれました。お餅をついたときに手に伝わる振動や音に驚いたり、お餅に顔を近づけ匂いでを嗅いだり、ついていくうちに餅の形状が少しずつ変化していくことに気付いたり、五感で餅つきを楽しんでいる様子でした。

餅の感触あそび

餅は紅白の2種類用意しました。最初は恐る恐るつきたての餅にふれていた子ども達。保育者が餅を伸ばして見せると多くの子が驚いていましたが、慣れてくると自分で伸ばしたり千切ったり、「あったかーい!」「もちもち!やわらかーい!」と餅の感触を楽しんでいました。

餅花づくり

みんなでついた餅を使って餅花を作りました。保育者が木に餅をつけると、不思議そうに見ていた子ども達。どの子も枝が折れないよう慎重でしたが、餅で枝を巻くようにしてつける子や、枝に刺してつける子など、餅の付けかたはさまざまでした。夢中で餅をつけていると、いつの間にか木の枝が見えないくらいぎっちりと餅がついている場所もありました。子ども達の表情は達成感に満ちているように見えました。

保育士のコメント

福笑いも餅つきもお正月の伝統文化ですが、最近はあまり見られなくなっているように感じます。今回の絵本プログラムでは伝統に触れ、お正月の雰囲気を楽しんでもらいたいという気持ちでイベントを計画しました。福笑い、餅花の意味や由来を理解するのはまだ難しく、今回の絵本プログラムの出来事も成長につれて忘れてしまう子ども達ですが、お正月の特別感や楽しさを感じた経験が、今後何度も訪れるお正月を楽しむことや伝統文化へ興味を持つことに繋がるといいなと思います。

この記事を書いた人

富士市出身。大学にて、介護や児童保育に興味を持ち、新卒で株式会社アクタガワに入社。子どもが安心して、伸び伸びと過ごし、自由に表現できるような保育をしたいと思い、ぺんぎん保育園で働くことを決意。2歳児担任として、子どもの成長に寄り添っている。

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