葵区上足洗・駿河区豊田の企業主導型保育園

ぺんぎん保育園の技「言葉かけ編」

園長代理の鈴木です。今回のぺんぎん保育園の技は、保育士さんの「言葉かけ」です。 普段の生活の中では、聞き逃してしまい、あまり気付かない事だと思いますが、園児に話しかける言葉をよく聞いていると、その言葉には意味があり、「なるほど」と思う場面がたくさんあります。今回はぺんぎん保育園の保育士たちが日ごろから心掛けている「言葉かけ」に注目して保育の技をご紹介いたします。

目次

行動に導く言葉かけの「技」

園庭で遊ぶ子供

まずは、最近ぺんぎん保育園で聞こえた言葉かけを3つご紹介します。

①保育室で走っている子どもに 対して、「走らないで」ではなく、「あるいてみよう」や「座ってみよう」

②おもちゃを取り合っている子どもたちに 、「引っ張らないで」ではなく、「一度そっと手を放してみよう」

③食事中、手で食べている子どもに「手で食べないで」ではなく、「スプーンで食べてみようか」

示す言葉で子どもは動く

お絵描きをする子供

保育のプロが大切にしていることは、子どもに対して何か行動を促すとき、否定的な言葉かけをしていないということです。こうして言葉で書いあると簡単そうなんですが、意外と出来る様で出来ないものです。「あれはダメ 、これもダメ」といった否定形ばかりの声かけだと、「ダメ」という叱られたという意識しか子どもに入りません。私たちは、いけないことをしている場面を見た時、「〇〇してはいけません」という否定の言葉がすぐに出てきます。しかし、ぺんぎん保育園のプロは、どんな行動をしたらよいのか、その行動を示す言葉を投げかけているのです。これは子どもにとってとてもいい影響を及ぼすものと思います。もちろん危険なときなどは「ダメ」の言葉で注意を促すこともありますが、「示す言葉」によって子どもは行動するのです。

この記事を書いた人

この4月からぺんぎん保育園(豊田)にお世話になり、島田市から通勤しています。以前は小学校及び特別支援学校で勤務していたこともあり、子どもたちと関わることが大好きです。誰もがいろいろな思いを持って過ごしています。その思いを尊重し、寄り添っていきたいと常に思っています。
どうぞよろしくお願いします。

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