保育園看護師の朝比奈です。皆さん、病児保育をご存知ですか。病児保育とは、風邪などにより発熱したり、体調が悪かったりする場合でも保育園でのお預かりができるサービスのことです。ぺんぎん保育園では、病児保育を行っており、「お子様が体調不良だけど仕事が休めない」といった親御さんのジレンマを解決することができます。また、看護師が常駐している保育園の為、お子様に何かがあった時も迅速な対応ができ、安心して預けることができる環境が整っています。今回はそんな病児保育の1日の流れについて説明し、病児保育についての理解を深めていただければと思います。
8:00~ お預かり開始
ぺんぎん保育園では、8時からお子様のお預かりが可能です。お預かりの際に、看護師から親御さんにお子様の様子についていくつか質問させていただきます。また、荷物や書類の確認もさせていただきますので、お預かりの時間帯は少しお時間をいただくことになりますがご了承ください。
午前中の活動
お預かりしてから、お子様の気持ちが落ち着き次第、遊びに入っていきます。もちろん、お子様の体調に合わせた遊びの提供となります。熱が高く、元気がないと感じた時には、寝ながらできる遊び、治りかけで元気がある状態の時には、身体に無理のない範囲で遊びを取り入れ、一緒に過ごします。また、疲労している様子が見られれば遊びを中断し、眠って過ごしてもらうことも可能です。
遊びを取り入れながら、体調の変化がないか観察することも忘れません。検温の実施や疾患特有の症状の状態を確かめるなど、様々な観察や必要なケアを行います。病児保育室には、SpO2モニタや聴診器なども常備しているため、より正確にお子様の状態を把握することが可能です。
11:30~ 給食
待ちに待った給食の時間です。給食については、事前に食べたことのない食材がないか確認させていただき、保育園での摂取が初めてになることがないよう調整した上で提供します。お子様の体調に合わせ、食事の形態を調整することも可能ですので、お気軽に食事に関する相談をしてください。
体調が悪い時は甘えたくなってしまうお子様の意思も汲み取り、どのような食事介助の方法が適しているのか考えながら介助をいたします。
午睡の時間
お昼寝の時間です。お部屋を暗くして、ゆったりとした雰囲気の中で休息をとってもらいます。余談ですが、3歳までのお子様は、午睡の時間を含め、11〜12時間の睡眠が必要と言われています。体調を崩したお子様は、より長い時間の休息が必要となることもあります。お昼寝をすることで、お子様に必要な睡眠時間の確保をします。
15:00~ 降園まで
15時になったらおやつが配膳されます。おやつを食べ終わったタイミングで、再び遊びに入っていきます。午前中同様、お子様の体調に合わせた遊びを取り入れながら、観察や必要なケアを行っていきます。午前中は初めての環境や人に緊張し、泣いてしまったり、緊張したりしてしまうお子さまも多いですが、午後までには緊張感が解け、自分らしく遊んでくれています。午後は一日の疲れが溜まってくる時間帯でもあるため、お子様の体調に変化がないか、注意深く観察する時間帯でもあります。
降園時は、病児保育室での様子を看護師からお伝えします。症状の様子や食事の食べ具合、お家で気を付けていただきたいこと等を説明させていただきます。また、親御さんからの質問もお受けしておりますので、不安に感じることなどお気軽にご相談ください。