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免疫力アップ食材を食べて風邪に負けない体づくりをしよう

管理栄養士の山内です。朝、布団から出るのがつらい時期になりましたね。そんな中でも、ぺんぎん保育園の子ども達は年明けもお餅つきや凧揚げなど季節のイベントを楽しみながら、寒さに負けず元気に過ごしています。

一方で、風邪やインフルエンザ、胃腸炎など様々な病気にかかりやすい時期でもあるので、お子さんが体調を崩してしまわないかと心配なご家庭もあるのではないでしょうか?今回は、風邪に負けない体づくりのために免疫力をアップさせるヒントをお伝えします。

目次

生活リズムを整えよう

寒い時期は外よりも室内で過ごすことが多くなり、活動量の低下が気になります。運動不足やそこから起こる睡眠不足、生活リズムの乱れなどが原因で自律神経のバランスが乱れると免疫力が下がってしまいます。

また、体温が下がると免疫力も下がるといわれ、体温が1℃下がると免疫力は30%も下がってしまうそうです。朝食を摂ることや活動量を低下させないことで体温は上がるので、「早寝・早起き・朝ごはん」を心掛けましょう。朝はいつも決まった時間に起き、室内で過ごす時は体操やストレッチなどお子さんとスキンシップをとりながら家の中でも身体を動かすと良いでしょう。免疫力アップだけでなく排便コントロールのためにも、生活リズムを整えることは大切です。

免疫力を高めるために必要な栄養は?

免疫力を高めるためには、体に必要な栄養素をバランスよくとることが大切です。必要な栄養素とは、5大栄養素である炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルです。特に、①体をつくるたんぱく質 ②抗酸化作用があり病気やストレスに対する抵抗力を高めるビタミンAビタミンC ③腸内環境を整え免疫力を高める食物繊維は十分にとりたいですね。

小さなお子さんには、一度で多くの栄養素をとれる食材がおすすめです。たんぱく質性食品はビタミン、ミネラルがバランスよく含まれ、整腸作用も期待できますよ。

おすすめの食材

大豆製品

納豆、ゆで大豆、枝豆、豆腐、きな粉などの大豆製品はおすすめです。たんぱく質だけでなく食物繊維もとれるので、野菜がすすまないお子さんにも食べてほしい食材です。

卵に、牛乳少量と塩少々を混ぜてフライパンで半熟に焼いたところに納豆を入れ軽く混ぜて作る納豆オムレツは朝ごはんにもおすすめです。

ヨーグルト

カルシウムやたんぱく質が豊富で栄養価の高い乳製品のなかでも、ヨーグルトは乳酸菌による整腸作用が期待できます。腸内細菌のバランスが良いと、免疫細胞が活性化されて病原体と戦う抗体が効率よく生み出されるようになるので免疫の調整機能もよく働くようになります。

バナナ、いちご、キウイフルーツなど食物繊維やビタミンCがとれるフルーツを食べやすく切り、プレーンヨーグルトにのせて一緒に食べるのがおすすめです。きな粉をかけたり、シリアルを加えたりすれば、さらに栄養バランスが良くなりますよ。

かぼちゃ

ビタミンA(βカロテン)、ビタミンC、食物繊維が多い野菜は積極的にメニューに取り入れたいですね。中でも、かぼちゃは甘みがあって子どもも食べやすく、抗酸化作用があるビタミンEも多く含まれます。

薄くスライスして両面をカリっと揚げ焼きにしたかぼちゃに軽く塩をふるとおいしく食べられますよ。きな粉や青のりをふるとさらにおいしさも栄養価もアップします。

ブロッコリー

ブロッコリーは特にビタミンCや葉酸が豊富です。さらに鉄、カルシウムもとれるので育ちざかりの子どもにぴったりの野菜です。シチューやスープなど煮込み料理に入れると栄養が丸ごととれます。

子ども達の健康を守るためにできることの一つとして、毎日の食事で日頃から免疫力、抵抗力をつけ風邪に負けない体づくりをしていきたいですね。

この記事を書いた人

管理栄養士免許取得後、薬局や市の保健センターで健康相談、乳幼児健診フォロー、特定保健指導など担当し、赤ちゃんから高齢者まで幅広い世代に関わってきた。ぺんぎん保育園には2017年の開園時より勤務しており、日々安心で安全な給食を提供できるよう努めている。

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