葵区上足洗・駿河区豊田の企業主導型保育園

不適切保育における防止策とは

こんにちは、子育て事業部の齋藤です。季節はすっかり秋になり、お散歩先ではどんぐりや落ち葉拾いをして秋ならではの自然を楽しんでいる子どもたち。大人の私たちも一緒になって秋という季節を味わっています!

さて今回は、昨今報道等でよく目にする“不適切保育”について、保育園を選ぶ際に不安になる保護者様もいらっしゃるのではないでしょうか。なぜそのような事が起こるのかといった原因や、不適切保育を起こさせない対策についてお話していきたいと思います。

目次

不適切保育とは

そもそも”不適切な保育”とはどのようなものが挙げられるでしょうか。

●身体的虐待
殴ったり、蹴ったり、叩いたりすること。暗い部屋に閉じ込める等も当てはまるかと思います。

●心理的虐待
脅しや無視する事、拒否的な態度を取るといった精神的にダメージを与えること。よく聞かれる言葉が“子どもの心を死なせてしまう”行為となります。

●ネグレクト
生命に関する保護や、食事・排泄といったお世話、養育などを怠り放任する行為。

●性的虐待
性的な嫌がらせや身体を触ったり、触らせたりすること。異性だけでなく同性でも行われるケースを目にする事が多いです。

上記4つが主に挙げられ、“自分がされたら嫌な事”を基準にするとわかりやすいのではないでしょうか。

不適切保育を防ぐ対策

上記に挙げたような不適切保育を防ぐために次のような対策が有効かと考えます。

●虐待について学ぶ機会を設ける事
研修や職員同士のディスカッションも有効です。

●自分の保育を振り返り、他の保育士の意見を聞いてみる
自分では見えていない部分(良い部分も)が見えてきます。

●子どもと二人きりになる事を極力控える
他の職員の目があると抑止力に繋がります。

●チェックリストを活用する
定期的に実施し、見つめなおす事ができます。

●同僚や先輩に相談する
悩む事があった時はすぐに相談しましょう。職場の人が難しければ家族や親しい友人でも気軽に相談する事が大切です。

ぺんぎん保育園では…

ぺんぎん保育園では大きなメリットとして“小規模施設”という点が挙げられ、ワンフロアで0歳児~2歳児までをスペース内で区切って保育をしている特性上、複数の職員の目があります。さらに保育士だけでなく看護師、事務職員、園長先生も時には一緒に保育をしますので、人の目がある環境、そして大変な時にカバーし合える環境が整えられています。私たちも人間ですので、仕事やプライベート等でストレスになる時がありますがそのような時に「ちょっと休んできていいよ」と言える、そのような雰囲気があると不適切保育に結び付くような事はないかと思われます。また、虐待に関するチェックリストで自分自身を振り返ったり、職員同士での一日の振り返り、各種会議を通して対話できる環境があります。また、私自身がどこかの園に固定して在籍している訳ではなく各園を回っているので、そのような役割も担っているのかなとも感じます。

まとめ

子どもと手を繋ぐ保育士

保育園での仕事は責任というプレッシャーや体力的な部分を含め大変な仕事です。しかしそれを理由に子どもにあたってしまう事は絶対にあってはなりませんし、言い訳にもなりません。その為には保育士が前向きに、楽しく仕事できる環境を整える事、大変な時に周りの職員みんなでフォローし合う事、そして虐待に対する理解と知識の向上が不適切保育を無くす一番の近道ではないでしょうか。

この記事を書いた人

静岡市出身。保育士として11年程度経験したのち、小規模保育園や認可保育園にて7年間園長業務に従事。単身赴任から久しぶりに地元である静岡市に戻り株式会社アクタガワに入社。子育て事業部SVとして日々奮闘中。趣味はサッカーと温泉(サウナ)、旅行。ダイエット継続中、目指せ65kg!

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