葵区上足洗・駿河区豊田の企業主導型保育園

2月の保健教室「うんちのお話」

こんにちは。ぺんぎん保育園看護師の服部です。

3月に入り、暖かい日が多くなってきましたね。園内でも本格的な花粉症シーズンに、悩まされているスタッフが増えてきました。

ぺんぎん保育園では月に1回、看護師による保健教室を行っており、園児を対象にからだや健康のお話を行っています。

今年2月には「うんち」をテーマにした保健教室を行いましたので、ご紹介いたします。

目次

うんちのイメージって??

「うんち」と聞くと、皆さまはどういった印象を抱くでしょうか。汚い、臭い、人に話したくない。どちらかというとネガティブな印象を持っている方の方が多いでしょうか。

お家以外でうんちをすることは恥ずかしいこと、と思っている方はいませんか。

保育園でもうんちが出そうだけど、トイレに行くのを拒んでしまう園児がいます。ご家庭ではうんちについてお子さまとどのように話されていますか。

「いいうんち」を「つるん」と出そう!

皆さん知っている通り、排便をすることは生きていく上でなくてはならないことですよね。

うんちをするのは恥ずかしい、と排便を我慢してしまうと、腸の反応がどんどん鈍くなり、便意を感じづらくなってきます。便が腸に溜まってしまうと、便が固くなり、さらに便を出すことが難しくなります。まさに便秘の状態です。

うんちはこの悪循環に陥る前に、便意を感じたらすぐに「いいうんち」を「つるん」と出すことが重要です。

今回の保健教室では園児にうんちは恥ずかしくないこと、うんちがしたくなったらすぐに保護者や保育者に言うこと、いいうんちを出すための生活をテーマでお話ししました。

「いいうんち」はどれかな?

まずはうんちに関する絵本を読んて、園児をうんちの世界に引き込んでいきます。

0歳児でもうんちに興味を持ってもらおうと、絵がたくさん入ったうんちの絵本を読みました。

次はEAファーマ株式会社様の「いーちゃんの3つのやくそく」という紙芝居を拝借し、園児に読ませていただきました。小さい保育園児でもうんちについて分かりやすいストーリーと絵が描かれています。集中力の短い園児でもみんな最後まで集中して聞いてくれました。

最後は看護師がねんどで作成したうんちの模型を実際に触ってみます。

「いいうんちはどれかな?」の看護師の問いに「これ!」といいうんちを教えてくれます。

「昨日のうんちはどんな形だったかな?」

みんな普段触れないうんちに興味津々。中には触れない子もいましたが、近くで色々なうんちの形を見たり触ったりして、うんちについての知識を深めてくれました。

「いいうんちを出すにはうんちが出そうになったら、すぐに出そうね!」「うんちを出すには、毎日いっぱい体を動かして遊ぶことも大事だよ!」「うんちが出たら先生に教えてね!」

園児のみんなは「はーい!」と答えてくれました。

いいうんちを出すために

以前勤めていた病院でも、幼少期から便秘に悩む子どもを多くみてきました。夜中にお腹が痛くなり、病院に来てお薬を使ってうんちを出す子もいます。

いいうんちを出すためには、子どもの頃からの排便習慣、排便コントロールがとても大事です。

ご家庭でも、うんちは恥ずかしいものではなく、とても大切なこととお話してみてください。

そして、もしお子さまが排便習慣や便秘で悩んでいましたら、保育園スタッフやかかりつけ医に相談してみてください。いいうんちを出すために、ご家庭と保育園とで協力できればとてもいいなと思います。

ぺんぎん保育園では2名以上の看護師が常駐しております。お子様のお困りごとなどあれば、いつでも気軽にご相談くださいね。

この記事を書いた人

東京の総合病院の救命救急センターで5年間看護師として従事。ERやICUにて子どもの病気や怪我を多く経験。結婚を機に静岡へ移住、アクタガワへ入社。救命救急での経験を活かし、常に緊急時の対応を想定しながら仕事に励んでいる。

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