葵区上足洗・駿河区豊田の企業主導型保育園

12月の保健教室「かぜをひかないために」

ぺんぎん保育園看護師の服部です。

12月の保育園はクリスマスなどのイベントが盛りだくさんでした。みんなでクリスマスツリーを飾ったり、ケーキを食べたり、とても楽しかったです。保育園看護師としては保育士さんが何日も前から一所懸命考えてくれたイベントに園児全員で元気に参加して欲しいものです。

園児全員で「かぜをひかないために」をテーマに12月の保健教室を行いましたのでご紹介します。

目次

「咳エチケット」とは?

「咳エチケット」という言葉を聞いたことがある人もいるかもしれません。コロナ禍でも国民に「咳エチケット」が推奨されていたように、感染症にはとても効果的な対策です。

咳やくしゃみは、マスクなど咳エチケットをしなかった場合、その飛沫が2mや3mほど飛んでしまうと言われており、その飛ぶスピードは新幹線より早いそうです。

咳やくしゃみが出る際、私たちはとっさに手で押さえてしまう事があると思いますが、咳エチケットでは、咳やくしゃみをする際は手で押さえると、飛沫が手を介して感染症が広がってしまうため、本来はNGな行為であることをみなさんはご存知でしたか?

「3つの咳エチケット」
1.マスクを着用する。
2.ティッシュ・ハンカチなどで口や鼻を覆う。
3.上着の内側や袖(そで)で覆う。

この3つの方法が、正しい咳エチケットとして推奨されています。

幼児には難しい「咳エチケット」

しかし、幼児のマスク着用にはリスクがあると言われており、またこれらの「咳エチケット」のとっさの動作は、0.1.2歳児にはどれも難しいものばかり。

しかし咳やくしゃみのときに手を押さえる動作であれば2歳児はもちろん、1歳児でも上手に口を覆うことができます。

まずは「自分の飛沫を飛ばさない」ことを園児たちに理解してもらうことをメインに、今回の保健教室は「咳やくしゃみをするときは、手で押さえて、その後手を洗おう」と、「咳エチケット」からは少し内容を変更しながら行うことにしました。

くしゃみでばい菌が飛ぶスピードは新幹線よりも早い?!

新幹線の模型を見せてこれは何―?と、みんな「新幹線!」と答えてくれます。土地柄、新幹線を見たことのある園児はとても多く、みんな新幹線はとても早い乗り物だと知っています。

咳やくしゃみをするとばい菌は新幹線よりも早いスピードで飛ぶんだよと説明するとみんなびっくりしていました。

次に咳とくしゃみでばい菌がどのくらいの距離を飛ぶか説明しました。

看護師がくしゃみをするとばい菌の模型がびゅーんと園児のところに飛んでいきます。

園児の頭や体にばい菌がどんどんついていきます。とても遠くまで飛んでしまうばい菌に園児は再びびっくり。ばい菌が頭について、中には泣いてしまう子もいました。ばい菌が怖い物だと知っているのですね。

咳やくしゃみをする時は口で覆う

遠くまで飛んでしまうばい菌を防ぐために、咳やくしゃみの時は手で口を覆う練習、みんな上手にできていました。

そして最後に口を覆った手を洗うことも説明しました。看護師が「手洗い」のキーワードを出すと、0歳児の園児が手を洗う仕草をみせてくれて、保育士さんも関心していました。

いかがでしたでしょうか。今年のクリスマスイベントは風邪などで欠席する園児もおらず、全員で楽しく行うことができました。やっぱり全員で行うイベントは楽しいですね。

これからも風邪で保育園を欠席する園児が1人でも減るよう、保育園看護師として尽力していけたらと思います。

この記事を書いた人

東京の総合病院の救命救急センターで5年間看護師として従事。ERやICUにて子どもの病気や怪我を多く経験。結婚を機に静岡へ移住、アクタガワへ入社。救命救急での経験を活かし、常に緊急時の対応を想定しながら仕事に励んでいる。

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