みなさん、こんにちは。子育て事業部の齋藤です。
新年度が始まりましたね。この時期は新入園のお友だちはもちろん、進級した在園児も環境の変化から不安になりやすい時期です。
そのような時期に保育園ではどのようなことに配慮しているかをお伝えしていきたいと思います。
慣らし保育とは
新入園児を対象として行い、子どもが保育園での新しい生活リズムに慣れることを目的として行うものです。年齢や今までの保育環境、保護者の方の就労状況にもよりますが、初めは1日1時間程度の短い時間から始まり、徐々に時間を伸ばしていきます。
具体例を出しますと、1時間程度→午前の活動→昼食後→午睡中→午睡後→午後おやつ後と活動の区切りで進めていく事が多いです。
ただ先ほどもお伝えした通り、一人ひとりの状況によって慣らし保育の時間は変わってきます。例えば、5歳児(年長)で入園、今まで別の保育園でお預かりをしていた場合は、1日~3日程度で慣らし保育を終えることもあります。
各保育園の方針や保護者の方の就労状況・お子さんの様子によって臨機応変に変わるかと思いますので、園見学や入園前面談の時に問い合わせてみてくださいね。
慣らし保育のねらい
- 子どもが保護者の方と離れることに慣れる
- 保護者の方の子どもと離れる不安を軽くする
- 保育園のリズムや職員・在園児との集団生活に慣れる
- 職員との信頼関係の構築 等
以上が主なねらいとなります。
保護者の方も子どもと一緒に保育園の生活に慣れていく期間となっております。
慣らし保育で保育士が配慮していること
スキンシップを多く取る
抱っこしたり、膝の上に乗せて絵本を読んだり、一緒に遊んだり…、信頼関係を築けるよう、たくさんスキンシップを取っています。
興味関心を引き出す環境設定
入園前の面談等で一人ひとりの好きな遊びや玩具を聞いて、夢中になれる玩具を準備しています。また、その遊びが集中してできるよう、玩具の配置にも配慮しています。
遊んでいるお友だちに目が向くような声かけ
前年からの在籍児が楽しそうに遊んだり、職員との安心した関わりを見たりすることで安心感が芽生えます。
一緒に遊びこむ
慣れてきたら遊んでいる様子を見守りつつ、必要に応じて一緒に遊んでいくことが大切ですが、慣らし保育の時は一緒になって大いに遊び、そこでも信頼関係を築けるようにしています。
進級児の期待感と不安について
ついつい新入園児に目が行ってしまいがちですが、在園の子ども達のケアもかかせません。新入園児の子どもの泣き声につられてもらい泣きをしたり、担任の保育士や生活する場所が変わることによる不安もあったりします。
ぺんぎん保育園ではワンフロアの特色を活かし、同じ保育室内に職員がいて、クラスの枠を越えて遊びたい所に行けるように工夫しています。また、泣いているお友だちの頭を撫でてくれたり、玩具を貸してくれたりした時は「お兄さん(お姉さん)だね!」等と大きくなったことを褒めて自信へと繋がるよう声かけを意識しています。
まとめ
期待と不安が入り混じる新年度。保育園生活に慣れる時間も一人ひとり様々です。私たち職員も早く慣れてもらい、たくさんの笑顔を見ることができたら…と思っております。
保護者の方には、慣らし保育や新しい環境で一日頑張った子ども達を、ぜひいつも以上にたくさん褒めてスキンシップを取ってあげてほしいです。
そしてご家庭と保育園で連携を取り合って、充実した保育園生活が送れるよう協力していけたら嬉しいですね。