ぺんぎん保育園の特徴的な保育の一つ、「運動プログラム」。理学療法士・作業療法士監修の運動あそびは、月一回の先生の来園日はもちろん、日々の保育活動にも取り入れています。今月は、新しい運動あそびの器具が仲間入りしましたので、ご紹介します。
アーチ型のはしごが仲間入り!

アーチ型はしごは、半円を描いたような形の運動器具です。はしごの昇り降りだけでなく、平均台やバランスボードなど様々な運動あそびができます。
アーチ型はしごには、子どもの発達を支えるたくさんの効果があります。
- バランス感覚(前庭覚)
丸いアーチを登ったり降りたりする動きで、体の傾きやバランスを保つ力が養われます。 - 体の位置を感じる力(固有覚)
「足をどこに置くか」「どれくらい力を入れれば進めるか」を体で感じながら動くことで、運動の基礎が育ちます。 - 挑戦する気持ちと達成感
はじめは難しくても「できた!」と成功したときの喜びは、自信につながります。 - 順番を待つ・譲り合う社会性
遊具を使うときには「次はどうぞ」と順番を守る姿も自然に生まれます。
こうした経験は、ぺんぎん保育園が大切にしている 「五感の保育」 にもつながります。遊びを通して心と体の土台を育み、自分らしく成長していけるように。アーチ型はしごは、そんな育ちを支えてくれる新しい仲間となりました。
みんなで挑戦!運動あそびの時間
カラフルな色合いの新しい運動器具に、子どもたちは興味津々。保育者がお手本を見せると、すぐに足をかけて「やってみたい!」と前向きな気持ちがあふれてきました。
まずはアーチの登り降りにチャレンジ。2歳児クラスはすぐにコツをつかみ、自分でバランスをとりながら何度も挑戦!「もう一回!」と列に並ぶ姿からも意欲が伝わってきました。1歳児クラスも両手でしっかり端を握り、時には跨いだりしながら繰り返し挑戦していました。
そして、自分の力だけで慎重に渡り切ったときの「できた!」という表情は、達成感と自信に満ちていて、とても印象的でした。挑戦する気持ちと成功の喜びが、子どもたちの心と体を大きく育ててくれているのを感じます。
ぺんぎん保育園が大切にしている「五感の保育」では、こうした運動遊びも大切な学びの一つ。登る・渡る・転がるといった動きを通して、平衡感覚(前庭覚)や体の位置を感じる力(固有覚)が刺激されます。これらは心と体の土台を築き、安心感や自信につながる力です。
これからも子どもたちが楽しく挑戦できるように、新しい環境や遊びを工夫していきたいと思います。
毎月の運動プログラムの様子は今月の運動プログラムにてご紹介しています。ぜひこちらもご覧ください。