葵区上足洗・駿河区豊田の企業主導型保育園

1月の絵本『すいすいたこたこ』

保育士の池上です。1月はお正月遊びの1つである凧揚げに挑戦しました。凧揚げがどんなものか知らない子が多くいたのですが、凧揚げについて描かれている絵本を読むと「空を飛ぶの!?やってみたい!」と、凧について知り興味を持ってくれました。今回は子ども達が読んだ凧揚げの絵本と、凧製作、凧揚げの様子をご紹介します。

目次

絵本の紹介

寒い国でのお正月のお話。しろくまさん一家やあざらしさん一家が「すいすいたこたこ」と凧揚げをしていると、お囃子が聞こえてきます。遠い暑い国かららいおんさんの獅子舞がお祝いに駆けつけ、獅子舞踊りを動物たちみんなで楽しみます。賑やかな雰囲気が楽しい、お正月にぴったりの絵本です。

絵本の読みあい

本物のたこが空に揚げられているのが面白かったようで、子ども達は笑いながら絵本を読んでいました。絵本中に繰り返し登場する「すいすいたこたこ」のフレーズも気に入ったようで、口ずさむ様子が見られました。

凧製作

好きな色の油性マジックを選んで凧に絵を描き、オリジナルの凧をつくりました。普段はクレヨンでお絵描きをする子ども達。あまり触れたことのない油性マジックにワクワクしながら「何色にしようかな~」と選ぶ子や、「手に付いたら、なかなかとれないんだって!」と緊張する子がいました。

油性マジックでビニールに描く感触は、普段のクレヨンで紙に描く感触とは違い、子ども達は不思議に感じたようです。0歳児クラスの子ども達は、ビニールを握ったりマジックのペン先をつついたりして、感触を楽しんでいました。1、2歳児クラスの子ども達は、「お花畑描くの!」「海のたこさんを空の凧に描いちゃおう!」などと、思い思いの絵を描いて楽しんでいました。

凧揚げ

完成した凧を持って公園へ行き、いよいよ凧を揚げます。高く揚げようと、公園の端から端まで一生懸命に走っていました。保育者の予想以上に上手に揚げることができ、心からの笑顔を見せてくれた子ども達でした。

走っている時は凧が揚がっているのですが、その様子を見ようと振り向くと、同時に走る足が止まってしまう子がいました。自分の凧が揚がっているのをなかなか見る事ができず「あれ~、なんで~?」と考える様子が、なんとも可愛らしく感じました。

まだ走ることのできない子ども達も、年上のお友達の真似をして凧を頭上に持ち上げようとしてみたり、保育者が持ち上げた凧を嬉しそうに眺めたりして楽しんでくれました。

保育士のコメント

絵本『すいすいたこたこ』を読むまで凧揚げについて知らない子も多くいましたが、絵本をきっかけに強い興味を持ってくれたようでした。興味が湧いてからの子どもたちは凧揚げをしたい気持ちがどんどん大きくなり、ノリノリな様子で凧製作や凧揚げを楽しんでくれました。

伝統的なお正月遊びは凧揚げや羽根つきなどたくさんありますが、実際に遊んだことのある子は少ないように感じます。 伝統的な行事や遊びは幼い子ども達には理解が難しいことが多くありますが、 今回の絵本プログラムは伝統的な遊びである凧揚げを体験する機会になり、お正月の雰囲気や伝統を子ども達に楽しんでもらうことができました。

この記事を書いた人

富士市出身。大学にて、介護や児童保育に興味を持ち、新卒で株式会社アクタガワに入社。子どもが安心して、伸び伸びと過ごし、自由に表現できるような保育をしたいと思い、ぺんぎん保育園で働くことを決意。2歳児担任として、子どもの成長に寄り添っている。

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