葵区上足洗・駿河区豊田の企業主導型保育園

5月の絵本『ぼく、だんごむし』

保育士の池上です。暖かな陽気やさわやかな風にすがすがしさを感じる5月。戸外遊びが楽しい季節になりましたね。

ぺんぎん保育園の子ども達は、散歩中によくダンゴムシを見つけていました。ダンゴムシの絵本を読むと、ダンゴムシへの興味が深まった様子。子ども達の好奇心を満たすため、ダンゴムシの飼育に挑戦することにしました。

今回は子ども達が読んでいたダンゴムシの絵本『ぼく、だんごむし』と、ダンゴムシの飼育の様子をご紹介します。

目次

絵本の紹介

絵本の表紙

ダンゴムシの生態が分かりやすくシンプルに描かれています。〝エビの仲間である〟や〝コンクリートを食べる〟など大人も驚く知識があり、子どもと一緒に楽しむことができます。貼り絵で描かれたダンゴムシが可愛く楽しい絵本です。

絵本の読みあい

ダンゴムシの絵を「あ、いた!こっちにもいた!」と指さして楽しんでいた子ども達。ダンゴムシが葉っぱを食べるシーンやウンチをするシーンが特にお気に入りなようで、食い入るように絵本を見ていました。ダンゴムシの飼育を始めてからは、虫かごの隣に絵本を持ってきて、見比べて楽しむ子もいました。

だんごむし探し

散歩に出かけると「今日もダンゴムシ探すぞー!!」と張り切っていました。虫かごは子ども達には少し大きいので、持ちやすい紙コップを持ってダンゴムシ探しをしました。

「ダンゴムシさーん、でておいでー!」と言いながら落ち葉の下や石の隙間を真剣な表情で探し、見つけると手の上を歩かせたり紙コップに入れて観察したり、ダンゴムシに夢中な様子でした。

虫が苦手な子は少し離れたところから観察、慣れてくると指先でチョンっと触ることに挑戦する子もいました。

ダンゴムシの餌になる落ち葉も「これなら美味しそうかな?」と選びながら拾って、保育園へ連れて帰りました

だんごむしの飼育

ダンゴムシは野菜も食べるんだよと伝えると「あげてみたい!」と子ども達。給食室から野菜をわけてもらい、ダンゴムシにあげました。

人参の皮をむしゃむしゃと食べるダンゴムシを見て「あ!私があげた人参食べてる!おいしいって言ってるかな?」と興奮気味に話していました。

「いっぱい食べて、大きくなってね~」と声をかけたり、お昼寝の前には「ダンゴムシ、おやすみ~」と挨拶をしたり、ダンゴムシを大切に育てて可愛がる気持ちが少しずつ芽生えたようです。

保育士のコメント

毎朝登園すると「ダンゴムシどうなったかな?」と一目散に虫かごの前へ行き、優しい表情で観察していた子ども達。ダンゴムシがひっくり返ると「あっ、大丈夫?」と心配したり、虫カゴの中を歩いていると「ダンゴムシ元気だね!」と喜んだり、ダンゴムシに愛情をもって大切に育てる子ども達の姿に成長を感じました。

ダンゴムシの飼育を通して身近な自然に触れながら、大切に育てようとする優しい気持ちや命の大切さも学んでもらえたのではないかと思います。

この記事を書いた人

富士市出身。大学にて、介護や児童保育に興味を持ち、新卒で株式会社アクタガワに入社。子どもが安心して、伸び伸びと過ごし、自由に表現できるような保育をしたいと思い、ぺんぎん保育園で働くことを決意。2歳児担任として、子どもの成長に寄り添っている。

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