葵区上足洗・駿河区豊田の企業主導型保育園

9月の保健教室「交通安全教室」

こんにちは、ぺんぎん保育園看護師の服部です。10月に入り、朝晩はさらに涼しく感じられるようになりました。夏休みの時期は水難事故や、レジャーシーズンで交通量が多くなったことによる交通事故のニュースを多く耳にしました。なかには、交通ルールをきちんと身につけていれば、未然に防げた可能性のある事故もあるかもしれません。

そこで9月の保健教室では「交通安全」をテーマにして園児にお話をしました

目次

最も多い交通事故は「飛び出し」

ボールを追いかける子ども

小児で最も多い交通事故の原因は「飛び出し」だそうです。子どもは興味をひかれたものに一目散に向かいます。 何かに夢中になるとまわりへ注意を払うことができなくなるので、安全を確かめることを忘れて道路へ飛び出してしまいます。

保育園では普段お散歩に出かける際、保育者との手のつなぎ方、横断歩道の渡り方、歩道を歩く際は道路側を避けて建物側で歩くなどを、毎回説明しながら安全に散歩を行えるように努めています。

子どもには、ただ「危ないよ。」「注意しなさい。」と言うだけでは、具体的な安全行動には結びつきません。保健教室ではなぜ危ないのか、なぜ注意しなければいかないかまで説明するように心掛けました

横断歩道を渡れる 信号の色は何色?

保健教室では初めに交通ルールにちなんだクイズを出しました。「信号は何色の時に横断歩道を渡れるでしょうか?」の看護師の問いに「青!」とみんな元気いっぱい答えてくれました。

少し難しいかなと思いましたが、「信号が青でも、ピーポーピーポー鳴っている救急車が近くにいる場合も渡っていい?」と聞くと「渡っちゃだめ!」と教えてくれる園児もいました。

右みて左みて、もう一度右みて !

次に手作りの信号機や車の絵を使って、室内で横断歩道を渡る練習をしました。

まずは看護師によるお手本。実際の散歩の時と同じように「右みて左みて、もう一度右みて、車がいなければ手を挙げて渡るよ!」と声を掛けながら行いました。園児たちもそれを真似して、お散歩の時と同様に保育者と手を繋ぎ、信号をよく見て安全に横断することができました。青信号の時にも、急に救急車が道路を走行する状況も作りましたが、みんな正しく横断できていました。

実際にお外にお散歩へ!

室内でのお話の後、すぐに実際にお外にお散歩に行きました。手作りの信号機も持参して、さきほど練習した通りに安全に横断歩道を横断できていました。(写真は静岡葵・住宅公園内の横断歩道を渡る様子です)

保健教室では園児のみんなが看護師のお話に興味を持って聞いてくれて、交通安全について学べる教室になりました。保育園で早い時期から交通ルールを身につけることで、子どもの大切な命を守れるよう、普段の保育時間の中でも指導を継続していきます。

この記事を書いた人

東京の総合病院の救命救急センターで5年間看護師として従事。ERやICUにて子どもの病気や怪我を多く経験。結婚を機に静岡へ移住、アクタガワへ入社。救命救急での経験を活かし、常に緊急時の対応を想定しながら仕事に励んでいる。

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