葵区上足洗・駿河区豊田の企業主導型保育園

ぺんぎん保育園のおもちゃ消毒

こんにちは。ぺんぎん保育園看護師の服部です。

少しずつ気温も上昇し、子ども達が大好きな水遊びの季節が近づいてきました。一般的に夏は感染症が流行するイメージが少ないかもしれませんが、保育園や幼稚園など、小さな子どもが集団生活を送る場では、夏に流行しやすい感染症も多くあります。

毎日3名前後の看護師が勤務しているぺんぎん保育園では、看護師が中心となって、園内の全スタッフで日々清掃や消毒を行っています。

保育園の環境衛生の代表格と言えば手洗い!ですが、実は他にもたくさんの環境衛生対策が存在しています。

ぺんぎん保育園で行っている環境衛生のなかでも、今回は「おもちゃ消毒」にスポットライトを当ててご紹介いたします。

目次

清潔な保育環境とは?

ぺんぎん保育園で特に環境衛生に力を入れているのが、おもちゃの消毒です。

風邪やその他の感染症が広がっていく経路は大きく2つあり、飛沫感染と接触感染です。

飛沫感染はコロナ禍で有名になった「三密回避」の言葉のように、マスクや一定の距離を取ることで防ぐことができます。

しかし0歳児から園児をお預かりしているぺんぎん保育園では、子どもにマスクを付けさせるのは難しく、また0、1、2歳児を保育する上でスキンシップは欠かせません。子どもに触れる、抱っこするなどの行為は子どもとの絆を深めるためになくてはならないものです。

一方、接触感染は主に人が触れた物を経由して感染が広がっていきます。園児においては鼻水が垂れていても保育士が鼻を拭く前に園児が手で拭ってしまうのも日常茶飯事です。

ぺんぎん保育園では園児に対して十分なおもちゃを用意していますが、人気のあるおもちゃは次から次に園児の手に渡っていきます。

園児みんなが触るおもちゃや絵本に付いたウイルスや細菌をできるだけ広げないために、それらの消毒はとても大切な作業です。

看護師の1日の仕事は消毒液の作成から

消毒

看護師が出勤してまず最初に行う作業が消毒液の作成です。

ぺんぎん保育園では厚生労働省のガイドラインに従い消毒液作成しています。ハイターなどで有名な次亜塩素酸ナトリウムは、消毒液を作ってから日に日に消毒効果が落ちてしまうので、毎日作り変えを行っています。

用途によって違う濃度の消毒液を作成し、それぞれの部屋に設置していきます。

おもちゃの消毒に関しては、毎日の消毒と他に週に1回の消毒があります。

こんな風におもちゃ消毒を行っています

毎日の消毒は散歩中やお昼寝の時間を利用したおもちゃの消毒液での拭き上げです。

おもちゃを1つ1つおもちゃ拭き専用のタオルに消毒液を浸して拭いていきます。

消毒液は手に付くと荒れてしまう可能性もあるので、必ず乾燥したことを確認してから園児に渡すようにしています。

週1の消毒では、園内にあるおもちゃを全て消毒液に10分ほど浸けて、その後自然乾燥させています。土曜日など、園児の少ない日に行っていますが、その時間はおもちゃを使って遊ぶことができないため、保育士さんたちと協力して、散歩などおもちゃ以外の遊びを提供するようにしています。

また紙製が多い絵本の消毒ですが、ぺんぎん保育園では絵本の消毒ももちろん行っています。絵本を購入後、園児の手に渡る前に全ての絵本にブッカーをかけています。

これは絵本を長く綺麗に保つためにも有効なのですが、よく触れる表面の消毒もしやすい利点があります。

0歳児のおもちゃは特別仕様!

0歳児はよく、ものを舐める行為で目や手で見えない細部の感覚を確かめていると言われており、噛んだり舐めたりできるおもちゃが売られています。

0歳用のおもちゃも舐めてもすぐに消毒できるように洗えるおもちゃを採用しており、園児が舐めたら別のカゴに入れてその都度流水と消毒液を用いて消毒、乾燥を行っています。

保育士さんと連携を取り、園内のおもちゃが減らないように都度消毒するように心掛けています。

病児室のおもちゃ消毒

また、ぺんぎん保育園では病児保育も行っていますが、病児保育室のおもちゃに関しては使用のたびに消毒液に浸ける作業を行っています。おもちゃもお風呂などで遊べるものを中心に揃えており、消毒することを前提におもちゃを設置しています。

病児保育室にあるパズルも、既製のままだと紙製で消毒ができないため、ピース1つ1つに絵本と同じようにビニールのカバーをかけて、消毒しやすいようにしています。

病児保育で預かれる園児は特定の感染症を否定されている子ばかりですが、翌日以降に利用する他の子どもも安心して遊べるよう心掛けています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は「おもちゃ消毒」に関して触れましたが、ぺんぎん保育園ではその他の箇所についても根拠に基づいた消毒を日々行い、清潔な保育環境に安心して園児をお預かりできるようスタッフ全員が思いをこめて掃除・消毒をさせて頂いております。

もしお気づきのことなどございましたら、いつでもスタッフに声をかけて下さい。

この記事を書いた人

東京の総合病院の救命救急センターで5年間看護師として従事。ERやICUにて子どもの病気や怪我を多く経験。結婚を機に静岡へ移住、アクタガワへ入社。救命救急での経験を活かし、常に緊急時の対応を想定しながら仕事に励んでいる。

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