葵区上足洗・駿河区豊田の企業主導型保育園

10月の絵本『どうぶつたちのハロウィーンって?』

保育士の池上です。10月のイベントといえばハロウィーン。ぺんぎん保育園の子ども達は丁度〝オバケブーム〟で、大好きなオバケが登場するハロウィーンの絵本を、喜んで読んでいました。絵本を通して、ハロウィーンの仮装やお菓子をもらえる事を知り、保育園で行うハロウィーンパーティーへの期待を膨らませている様子でした。今回は、子ども達が夢中で読んでいたハロウィーンの絵本、ハロウィーンパーティーに向けた製作の様子、ハロウィーンパーティー当日の様子をご紹介します。

目次

絵本の紹介

動物たちのハロウィーンって、どんなかな?かぼちゃに顔を掘ったり、蜘蛛の巣で飾りつけをしたりパパやママと一緒に、ハロウィーンの準備を進める動物の子ども達。魔女やミイラ、スーパーマンの仮装、チョコレート味のアリやクマの形のはちみつグミなど、動物たちの愉快なハロウィーンを一緒に楽しめる絵本です。

絵本の読みあい

子ども達は、可愛らしい動物たちのイラストを気に入ってくれたようでした。仮装している動物を見て「僕は何の仮装にしようかな~?」、動物たちが貰っているお菓子を見て「チョコレート味のアリ!?私はアリじゃなくて、美味しいお菓子が欲しい!」など、ハロウィーンへの期待を膨らませながら絵本を楽しんでいました。

ハロウィン製作

ハロウィンに向けて、子ども達は壁面飾りや紙皿バッグの製作を行いました。ハロウィン当日のパーティーへの期待を膨らませながら、製作を楽しんでくれた子ども達。壁面飾りの製作は、年齢ごとの発達に合わせて製作方法を工夫しました。

0歳児クラスの壁面飾り製作の様子

0歳児クラスの壁面飾り製作は、手型を取ってオバケの手に、足型を取ってかぼちゃの模様にしました。手や足に筆で絵の具を塗る感触を面白がって笑ったり、自分の手足から画用紙に色がうつる様子をじーっと眺めたり、可愛らしい表情を見せてくれました。オバケやカボチャに目と口のパーツを貼りつけて完成です。

1歳児クラスの壁面飾り製作の様子

1歳児クラスの壁面飾り製作は、白色の絵の具でステンシルをしてオバケを作りました。
絵の具のついた新聞紙で、力いっぱい画用紙をタップしていた子ども達。オバケの形が完璧に写らなくても、顔や帽子のパーツをつけると個性あふれる可愛らしいオバケが完成しました。オバケの周りには、保育者が折り紙で作ったアメを子ども達が貼りつけて飾り付けしました。

2歳児クラスの壁面飾り製作の様子

2歳児クラスの子ども達も、ステンシルでオバケの製作をしました。ですが1歳児クラスとは少し違い、絵の具の色を3色自分で選びました。カラフルな絵の具を前に「どの色にしようかな~?」と目を輝かせながら選ぶ子ども達。〝3色〟を自分で数える事ができ、成長を感じました。

ステンシルを始めると「ここら辺に絵の具ついてないね!」「きれいな形になるように、そーっとね!」と、オバケの形がキレイに写るよう工夫する様子が見られました。絵の具が渇いた後に顔や帽子のパーツ、保育者が折り紙で作った小さめのアメ、コウモリ、星などを子ども達が貼りつけました。折り紙の飾りを一列に並べて貼る子や、種類ごとに分けて貼る子がいて、それぞれのこだわりが詰まった作品になりました。

紙皿バッグ製作の様子

ハロウィーンパーティー当日に使用するバッグも、子ども達が製作しました。2枚の紙皿を絵の具でぬったり千切った折り紙を貼りつけたりしてオレンジ色に染め、そこにジャックオランタンの顔を貼りつけました。最後は2枚の紙皿に穴を開け、リボンを通して繋ぎ合わせたらバッグの完成。1、2歳児クラスの子ども達は、リボンを通す作業にも挑戦しました。自分で作ったバッグには愛着が湧くようで、大切に使ってくれました。

ハロウィンパーティー

ハロウィーンパーティー当日、心躍らせながら登園した子ども達。仮装した保育者が出迎えると、驚く子もいましたが「先生もハロウィーンの格好してる!すごーい!!」と喜んでくれました。

普段食べる朝のおやつのおせんべいも、この日は少し特別です。手作りの紙皿バッグを持って、魔女さんに貰いに行きました。少し恥ずかしがりながらも、大きな声で「トリックオアトリート!」という事ができました。

朝おやつを食べ終わると、いよいよハロウィーンパーティーのはじまり。パーティーでは、絵本や由来などハロウィーンについてのお話し、ハロウィンのダンス、迷路で宝探し、仮装してお散歩、を楽しみました。

ハロウィンのお話し

パーティーの最初に、子ども達が大好きな『どうぶつたちのハロウィーンって?』を読みました。羽をつけて仮装した子ども達の後ろ姿が可愛らしいですね。絵本にコウモリが登場すると、「僕たちの羽と一緒だね!」と嬉しそうに話していました。
ハロウィーンの由来についてのお話しは少し難しかったようですが、「へぇ~、そうなんだ~」と納得しながら聞いてくれました。

ハロウィンのダンス

この日の向けて練習していたハロウィーンダンス。音楽に合わせて元気に体を動かしていました。普段は恥ずかしがって踊らない子も、この日はハロウィーンの楽しい雰囲気で気分が上がったのか、笑顔で踊ってくれました。

迷路で宝探し

ダンスの後は、迷路で宝箱を探すゲームをしました。突然現れた迷路に、「これ、何だろう?」と驚きながらワクワクしていた子ども達。勇気を出してくねくね道やトンネルを進むと、宝箱発見。宝箱の中にはお菓子が詰まった袋が入っており、子ども達は大喜びでした。手に入れたお菓子は、お家に持ち帰るお土産にしました。

仮装してお散歩

ハロウィーンパーティーの最後は、みんなで仮装してお散歩へ出かけました。お散歩中も飾りやイラストなど、たくさんのハロウィーンを発見。「またハロウィーン見つけた!今日はハロウィーンがいっぱいだね!」と夢中でハロウィーンを探していました。すれ違う地域の方に可愛いねと声を掛けられると、照れながらもとっても嬉しそうな子ども達でした。

保育士のコメント

ハロウィーンは仮装をしたりお菓子をもらう事ができたり、一年の中でも特に子ども達が大好きなイベントです。一か月前から楽しみにしていた子もおり、絵本の読みあいや製作を通して、ハロウィーンへの期待が日に日に大きくなっていくのを感じました。ハロウィーンパーティー当日、普段とは違う保育園の雰囲気や保育者の衣装を怖がる子がいるのではないかと心配しましたが、子ども達はニコニコ笑顔で喜んでくれました。絵本の世界の様に近所のお家をまわってお菓子をもらう習慣は、日本では無い地域がほとんどかと思いますが、保育園の中で絵本の世界のような体験を楽しんでもらう事ができました。

ハロウィーンの次の日から、「次はクリスマスだね!早く来ないかな~」とクリスマスを楽しみにしている子ども達です。クリスマスも、子ども達の期待に応えて楽しいイベントができるように、職員一同頑張ります。

この記事を書いた人

富士市出身。大学にて、介護や児童保育に興味を持ち、新卒で株式会社アクタガワに入社。子どもが安心して、伸び伸びと過ごし、自由に表現できるような保育をしたいと思い、ぺんぎん保育園で働くことを決意。2歳児担任として、子どもの成長に寄り添っている。

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