こんにちは、子育て事業部の齋藤です。
日中は日差しが強いですが吹く風がさわやかで秋らしい季節を感じる今日この頃…
今回はこれから保育士を目指す「保育士の卵」の方へ、やりがいや就職先選び、今やっておくべき事などをお伝えしていけたらと思います。
ニュースでも度々取り上げられますが、働く環境を始め、保育士は「責任感や体力、一緒に働く仲間とのチームワーク」等、大変な事が多いかと思いますが、それ以上にやりがいがある仕事でもあります。
私の経験上やりがいを感じた事は、私たち保育士との関わりの中で子どもたちの楽しんでいる笑顔や成長を近くで見守ることができること、保護者の方と一緒にその成長を分かち合い感謝の気持ちをいただけること、そして社会貢献ができることが挙げられます。挙げていったらキリがない位やりがいがいっぱいでとても素敵な仕事ですので、保育士不足と言われる昨今、もっとたくさんの方に目指していただきたいと思っています。
自分のなりたい“姿(方向性)”を考えよう
そんな子どもと関われる素敵なお仕事ですが、保育園以外にも幼稚園や児童館等たくさんの施設があり、迷う事があるかと思います。皆さんが想像しやすい、小学校就学前までの全年齢を対象とした保育園やこども園をはじめ、0歳から2歳までの保育に特化した小規模な保育園、3歳から小学校入学前までの幼稚園等様々です。
またその中でもたくさんの園がありますが、各園には特徴的な園の方針があります。ピアノをはじめとする音楽に力を入れている園や、のびのびとした自然の中で思いきり戸外遊びを楽しめる園、モンテッソーリ等の教育法を実践している園等さまざまです。
気になる園のHPを見たり、可能であれば保育実習をさせていただいたりして、HPやパンフレットでは感じ取れない雰囲気を味わえると就職した際に失敗しにくいかと思います。
せっかく入社したのに現実とのズレがあるとご自身や保育園双方にとって良い事がありませんので、ご自身の保育観に合った園をしっかりと見極めていきたいところですね。
子どもと関わる仕事に就く為に「今」やっておくと良いこと
実際にお仕事をされている方は大変かと思いますが、学生さん等は自分の時間を使う事が社会人の方よりはできるかと思います。そのような時だからこそ、以下の事を実際に行ってみて下さい!
①たくさん遊んで様々な経験をすること
“豊かな感性”を持っていることが、幼児教育者や保育者にとって大切な素質であると私は考えています。遊びや製作のアイデアは保育雑誌やネットで調べれば出てきますが、感性は人生経験の中で育まれるものではないでしょうか。
その為には色々な人と触れ合うこと、積極的に戸外へ出かけ、特に自然が多く存在する所でその季節折々の自然物や空気感を感じること、興味のある事は実際に体験したり調べたりすること、このような経験が保育にも繋がっていきます。
「楽しい」「嬉しい」「悲しい」…様々な経験をする事で、自分の実体験からその時の子どもの年齢や興味関心に合わせて保育を展開させる事ができ、何よりも大好きな先生自身が楽しんでいる姿は子ども達も“楽しい!”と思えることができます。
また、子ども同士のトラブルの際にはネガティブな気持ちを深く共感する事で「自分の気持ちを理解してくれた」と信頼関係を築く事ができます。
②保育教材をたくさん作っておくこと
保育園や幼稚園に就職すると特に新人さんの頃は覚える事や学ぶ事がたくさんあり、なかなか時間を作る事が難しく、就業後や休日は体力の回復に当てる事が多くなる事が予想されます。そのため現場に入る前の今だからこそ、時間がある時にパネルシアターやペープサート、手袋シアターやパペット人形等を用意しておくと保育現場ですぐにでも活躍できるかと思います。また事前にたくさんの製作用の素材に触れる事ができる点もメリットです。
ピアノは必須ですか?
ピアノの経験がない場合、特に苦手意識を持つ方が多いと思います。私もその一人で、就職試験の課題であるピアノ演奏では技術のなさと緊張からボロボロでした(なぜ合格したのかわかりません(笑))
もちろんピアノが弾けることに越したことはないですが、人にはそれぞれ得意・不得意が存在します。あくまでも私の考えと実践してきたことですが、片手で主旋律だけ弾いたり、演奏なしで一緒に歌ったりして、曲が途切れる事なく一緒に楽しんで歌うことを重視してきました。極端な例ですが、過去一緒に仕事をさせていただいた全くピアノが弾けない先輩は、隣のクラスからピアノが聞こえるとその演奏に合わせて一緒に歌うことをしていたと聞いたこともあります(笑)
繰り返しになりますが大切なのは子どもと楽しく歌うこと、得意・不得意は人間誰しもが持っているものなので、同僚の先生同士でお互いの長所・短所を補ってチームワークよく保育することだと考えます。
かと言って全く努力しないのは良くないと思いますし、ピアノが弾けると保育の幅も広がると思いますので、無理のない程度に練習をしてみて下さい。
また、就職活動する際には音楽に対して園の方針を理解しておく事も重要ですね。
ぺんぎん保育園では…
『五感を養い、豊かな感性や表現力を育み、より良い未来を自ら築くための基礎的な力を培う』
という保育理念のもと、 2園の保育園を運営しております。経験も年齢も様々な保育士をはじめ、看護師、事務員、調理員、作業療法士と様々なプロフェッショナルな職員が在籍しておりますので様々な経験を得られる事かと思います。また、絵本プログラム、運動プログラムといった特徴的な保育プログラムがあり、職員同士でどのように進めていくか連携を取りながら進めています。やってみたいことは先輩や同僚の職員に相談する関係性ができていますので、気になった方は一度、保育園にいらしてみてはいかがでしょうか。職員一同、心よりお待ちしております!
まとめ
いかがでしたでしょうか。冒頭お話した通り、幼児教育に携わる仕事はとてもやりがいのある素敵な職業であります。就職してから「〇〇先生の保育は面白い」「アイデアが豊富ですね」となればスムーズにスタートする事ができるかと思います。時間の許せる今だからこそ、たくさんの事を経験し、その経験を還元していきたいですね。
すでに就職先が決まっている方、これから就活を始める方、また幼児教育に携わる仕事に就きたいと考えている方…様々な方がいるかと思いますが、このコラムを読んで少しでも背中を押すことができたらとても嬉しく思います。